自民党保守派のリーダー麻生が皇室典範の改正と旧皇族の皇籍復帰に意欲を燃やしている!
国会で麻生が中心となって 各野党の党首をふくめて 安定的な皇位の継承について 議論がすすめられている。
皇室典範の改正を 安倍はやってくれるだろうと われわれは期待した。
だができなかった
いま麻生が今国会で皇室典範の改正を実現させたいと意欲に燃えている。
麻生さんがんばってくれとおおいに期待したいところである。
いま問題になっているのは女性宮家だが これは一代限りなので大きな問題にはならない。一代限りということは 愛子さまが天皇になられても 夫や子は皇族になれない。
一方、戦後 皇籍を離脱した11宮家は万世一系の系統で、いまも皇室と交流をたもっている。
万世一系の血をひく旧皇族が 天皇家の養子になれる制度を定めて 万世一系の皇統をまもることが 今回における皇室典範改正の一つの目的である。
歴史をふり返ると 25代武烈天皇に子も兄弟もいなかったため皇統断絶という危機に瀕した。そこで 武烈から10代さかのぼる25代応神天皇の血筋を継ぐ継体天皇を越は前から迎えて 第26代天皇として戴いた。
そういう苦労を重ねて 皇室は万世一系の伝統をまもってきたのである。
それが伝統というもので われわれはその伝統をまもってゆく責務を負っている。
男性男子の皇位継承にたいして女性差別という意見がある。
だが 一般女性も皇太子と結婚すれば皇后や皇太后になれる。
一方 男性は 内親王(女性皇族)と結婚しても皇族になることはできない。
天皇も皇后も尊称においては同じ「陛下」の同格で 皇位継承に差別などない。
それがわが皇室の伝統で 理屈を並べて差別や女性蔑視というのは的外れもはばはだしい。
今回 皇室と関係に深い麻生さんが熱心なので心強く思っている。
大事なのは 皇室という日本の伝統文化をまもることで 伝統について国会でもっと真剣に議論されてもよいのではないか。
皇室典範の改正は 日本における重要課題である。差別や人権 道徳などいう近代の概念をとびこえて 2000年にわた伝統や文化を後世についでゆく。
世界に一つしかない日本の伝統や文化には 長い歴史に練り上がられた普遍性がある。
だからこそこれを無条件いまもらなければならない。
世界に一つしかない伝統文化をまもることに 日本人は自信と誇りをもってもらいたい。
麻生さんには 皇室典範を改正して 万世一系の伝統をまもってもらいたいのである。
わたしたち伝統ということばをよく使う。伝統は 過去を現在に無条件でひきつぐ行為であって 理屈や説明を必要としない。
長い歴史のなかで培われた伝統は 理屈を超越しているからである。
皇室典範の改正について 個人的にはいろいろ意見があっても 音頭をとって議論をひっぱってゆく政治家がすくない。
非公式の場ではいろいろいうが 国会など公の場では口をつむぐ。
決意さえあれば 政治的課題は 一人でも為せるとわたしは思っている。
麻生さん一人しっかりやってくれれば 同調する議員が立ち上がって大勢がうごきだす。
みずから手をあげて みずからが動き出す政治家はすくないなかで 行動力のある麻生がじぶんで率先してやるといっている。
こんどこそと わたしは 麻生の皇室典範の改正に大いに期待している。
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2025年04月24日
2025年04月17日
山本峯章チャンネル 第74回
石破では手に負えないトランプ関税の支離滅裂と世界恐慌の危機!
トランプ関税を トランプは 解放と自画自賛している。
だが 世界は トランプの関税を 危機感をもってうけとめている。
解放どころか破滅になるのではないかという声も聞こえてくる。
アメリカには南北戦争の時代から一国主義 保護関税に走るクセがある。
一国主義をとって関税をかけると 対象になった国も報復課税をかけてくる。
すると 関税の掛け合いという展開になる。結果として 世界経済は大きなダメージをうける。それが1929年の大恐慌で それが引き金となって第二次世界戦争がひきおこされた。
懸念されるのは トランプ関税の税率が 当時の税率と似たような数字になっていることである。
アメリカは 第二次大戦の反省から 自由貿易体制や自由民主主義をまもる要になって 今日までやってきた。
ところがいまトランプがその立場を裏切る姿勢をとりはじめた。
アメリカは中国からの輸入品に145%の関税を課して 報復として中国はアメリカからの輸入品に125%の関税かける。
そんな関税で商売が成り立つはずはない。
関税の掛け合いで 商売が成り立つ限界は せいぜい50%である。
自由主義経済の中心だったアメリカがみずからの壁を破った。
中国も アメリカの横暴に 受けて立つ姿勢を見せている。
アメリカと中国がガマン比べをしてどっちが勝つか。
勝つのは中国だろう。中国は全体主義国家で 国民はデモをする権利もストライキをやる権利ももっていない。
全体主義国家では 民衆は耐えることに慣れているのである。
一方 アメリカは民主主義国家なので 国民はデモをする権利も ストライキをやる権利ももっている。政府に抗議することもできる。
トランプもそのあたりのことを考えなければ アメリカは大変なことになる。
石破がアメリカにたいして投資の意向を表明した。
設備投資 証券投資など20兆円ほどだが あまり余計なことをいわないほうがよい。
日本は世界一の投資国家で 日本がもっているアメリカ国債は180兆円にもなる。
1997年 当時の橋本龍太郎首相が 米国債を売りたいという誘惑に駆られるとのべて ニューヨーク証券市場で株や米国債が急落したことがあった。
米国債を売るとドル安になる一方 円高になって日本にも都合がわるい。
中国が米国債を売るのではないかといううわさが流れた。
だが 中国は米国債を売らない 売れない。
中国が米国債を売ると元高になって輸出がふるわなくなる。
中国の元はアメリカのドルとリンクしている。
80年前のブレトン・ウッズ協定で金本位制がきめられた。
だが 現在は金本位制ではない。ドル本位制である。ドル本位制に移行した 中国の元も金本位制ではなくドル本位制である。中国の元も金本位制ではなくドル本位制である。貿易をつうじて中国に流れこんでくる。
中国は そのドルの量にもとづいて元の通貨量をきめている。
したがって ドルの価格が不安定になると元も安定しない。
中国は米国債を売らないと わたしは見ている。
石破の対米20兆円融資のなかに工場誘致も入っている。
1985年の「プラザ合意」を思いださせる。
プラザ合意の円高で 日本の工場が海外移転して産業が空洞化した。
さらにアメリカの国内で生産するということになれば 日本の製造業の空洞化がさらに加速する。
成長なき「失われた30年」といわれた日本経済の低迷は プラザ合意と93年のバブル崩壊にはじまって現在まで数えて30年をこえる。
原因は円高で そのために輸出ができなくなって 工場がぜんぶ海外に行ってしまった。
北海道や熊本に半導体の工場がもどってきた。
日本に製造工場が帰ってくるとよろこんでいたところアメリカに工場をつくるという話である。
アメリカがこれを歓迎するのは雇用機会がふえるからだが 日本にとっては不都合である。
そういうところまで 政治家は目を配っていかなければならなかったのだが 日本の政治家にはそんなセンスはもちあわせていない。
かつてアメリカは製造大国だった。
72年にニクソン・キッシンジャーが電撃訪中して中国に改革開放を迫って 資本主義 市場経済に切り替えろと迫った。
アメリカは中国に世界の工場になるべきともちあげた。
中国に安く造らせて アメリカは安いものを買おうという魂胆だった。
ところがいまごろになって 中国はアメリカの富を盗んだ アメリカの技術を盗んだとイチャモンをつけて高い関税をかけてきた。
そうではないだろう。そのかんアメリカは金融経済に走ったではないか。
日本の郵政もアメリカの金融戦略に餌食になった。
アメリカは製造部門を放棄して 金融経済に走ったのである。
その金融経済が限界にたっして ふたたびアメリカの製造企業を復活させようというのがトランプの野望である。
アメリカの高関税は アメリカをふたたび製造大国にするための実験である。
だがアメリカ一国ではそれができない。
そこで関税という障壁をつくった。
アメリカでモノを造って販売すれば関税はかからないという理屈である。
だが この思惑はうまくいかない。
なぜならアメリカの人件費は高いからである。
そのアメリカに設備投資をして 生産部門を移すことに勝算があるだろうか。
アメリカをふたたび製造大国にするというこの実験がうまくゆくとは思えない。
日本も一国で関税を負けともらおうという姑息な考えはもたないほうがよい。
日本はじぶん一国の利害だけを考えた行動をとるべきではない。
自由主義陣営のなかでまとまって 今後どういう方針をとってゆくか どうやって自由主義の市場や貿易をまもってゆくか 自由陣諸国が一体となってやるべきで そのリーダーシップを握るべきは日本である。
日本一国のためではなく 自由主義諸国が手を組み 自由貿易をまもるために一体となってトランプ関税という難問にあたったほうがよいのである。
下記のURLをクリックすると本ブログのYOUTUBE版(山本峯章チャンネル74)へ移動します
https://www.youtube.com/watch?v=a4sRDiixx_Q
トランプ関税を トランプは 解放と自画自賛している。
だが 世界は トランプの関税を 危機感をもってうけとめている。
解放どころか破滅になるのではないかという声も聞こえてくる。
アメリカには南北戦争の時代から一国主義 保護関税に走るクセがある。
一国主義をとって関税をかけると 対象になった国も報復課税をかけてくる。
すると 関税の掛け合いという展開になる。結果として 世界経済は大きなダメージをうける。それが1929年の大恐慌で それが引き金となって第二次世界戦争がひきおこされた。
懸念されるのは トランプ関税の税率が 当時の税率と似たような数字になっていることである。
アメリカは 第二次大戦の反省から 自由貿易体制や自由民主主義をまもる要になって 今日までやってきた。
ところがいまトランプがその立場を裏切る姿勢をとりはじめた。
アメリカは中国からの輸入品に145%の関税を課して 報復として中国はアメリカからの輸入品に125%の関税かける。
そんな関税で商売が成り立つはずはない。
関税の掛け合いで 商売が成り立つ限界は せいぜい50%である。
自由主義経済の中心だったアメリカがみずからの壁を破った。
中国も アメリカの横暴に 受けて立つ姿勢を見せている。
アメリカと中国がガマン比べをしてどっちが勝つか。
勝つのは中国だろう。中国は全体主義国家で 国民はデモをする権利もストライキをやる権利ももっていない。
全体主義国家では 民衆は耐えることに慣れているのである。
一方 アメリカは民主主義国家なので 国民はデモをする権利も ストライキをやる権利ももっている。政府に抗議することもできる。
トランプもそのあたりのことを考えなければ アメリカは大変なことになる。
石破がアメリカにたいして投資の意向を表明した。
設備投資 証券投資など20兆円ほどだが あまり余計なことをいわないほうがよい。
日本は世界一の投資国家で 日本がもっているアメリカ国債は180兆円にもなる。
1997年 当時の橋本龍太郎首相が 米国債を売りたいという誘惑に駆られるとのべて ニューヨーク証券市場で株や米国債が急落したことがあった。
米国債を売るとドル安になる一方 円高になって日本にも都合がわるい。
中国が米国債を売るのではないかといううわさが流れた。
だが 中国は米国債を売らない 売れない。
中国が米国債を売ると元高になって輸出がふるわなくなる。
中国の元はアメリカのドルとリンクしている。
80年前のブレトン・ウッズ協定で金本位制がきめられた。
だが 現在は金本位制ではない。ドル本位制である。ドル本位制に移行した 中国の元も金本位制ではなくドル本位制である。中国の元も金本位制ではなくドル本位制である。貿易をつうじて中国に流れこんでくる。
中国は そのドルの量にもとづいて元の通貨量をきめている。
したがって ドルの価格が不安定になると元も安定しない。
中国は米国債を売らないと わたしは見ている。
石破の対米20兆円融資のなかに工場誘致も入っている。
1985年の「プラザ合意」を思いださせる。
プラザ合意の円高で 日本の工場が海外移転して産業が空洞化した。
さらにアメリカの国内で生産するということになれば 日本の製造業の空洞化がさらに加速する。
成長なき「失われた30年」といわれた日本経済の低迷は プラザ合意と93年のバブル崩壊にはじまって現在まで数えて30年をこえる。
原因は円高で そのために輸出ができなくなって 工場がぜんぶ海外に行ってしまった。
北海道や熊本に半導体の工場がもどってきた。
日本に製造工場が帰ってくるとよろこんでいたところアメリカに工場をつくるという話である。
アメリカがこれを歓迎するのは雇用機会がふえるからだが 日本にとっては不都合である。
そういうところまで 政治家は目を配っていかなければならなかったのだが 日本の政治家にはそんなセンスはもちあわせていない。
かつてアメリカは製造大国だった。
72年にニクソン・キッシンジャーが電撃訪中して中国に改革開放を迫って 資本主義 市場経済に切り替えろと迫った。
アメリカは中国に世界の工場になるべきともちあげた。
中国に安く造らせて アメリカは安いものを買おうという魂胆だった。
ところがいまごろになって 中国はアメリカの富を盗んだ アメリカの技術を盗んだとイチャモンをつけて高い関税をかけてきた。
そうではないだろう。そのかんアメリカは金融経済に走ったではないか。
日本の郵政もアメリカの金融戦略に餌食になった。
アメリカは製造部門を放棄して 金融経済に走ったのである。
その金融経済が限界にたっして ふたたびアメリカの製造企業を復活させようというのがトランプの野望である。
アメリカの高関税は アメリカをふたたび製造大国にするための実験である。
だがアメリカ一国ではそれができない。
そこで関税という障壁をつくった。
アメリカでモノを造って販売すれば関税はかからないという理屈である。
だが この思惑はうまくいかない。
なぜならアメリカの人件費は高いからである。
そのアメリカに設備投資をして 生産部門を移すことに勝算があるだろうか。
アメリカをふたたび製造大国にするというこの実験がうまくゆくとは思えない。
日本も一国で関税を負けともらおうという姑息な考えはもたないほうがよい。
日本はじぶん一国の利害だけを考えた行動をとるべきではない。
自由主義陣営のなかでまとまって 今後どういう方針をとってゆくか どうやって自由主義の市場や貿易をまもってゆくか 自由陣諸国が一体となってやるべきで そのリーダーシップを握るべきは日本である。
日本一国のためではなく 自由主義諸国が手を組み 自由貿易をまもるために一体となってトランプ関税という難問にあたったほうがよいのである。
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2025年04月10日
山本峯章チャンネル 第73回
石破退陣をもとめる西田議員の雄叫びに 寂として声のない自民党右派のふがいなさ
自由民主党の西田昌司参議院議員が 石破体制では 今年の夏の参議院選挙に勝てないと雄叫びをあげた。
ところが これまで石破を批判していた自民党左派から西田に同調する声が寂としてあがってこない。
そうだ西田!という声が聞こえてこないのである。
現在の自民党は少数与党である。したがって 自公では法案がとおらない。
野党と連立が組めると好都合なのだが 野党にはその気がない。
政策ごとのパーシャル連合を組んで あるときは与党 あるときは野党としてふるまう構えである。
国家国民のための政治なのか それとも 党利党略のための政治なのか。
安定的な与党を形成して 国民や国家のための政治をやってもらいたい。
たとえば 自民党と公明党 国民民主党による3党連立政権という案も考えられる。
いずれにしても 党利党略の政治では 国家国民のための政治にはならない。
いまの政権をささえているのは自公ではなく自公+野党の疑似連立である。
与党と組んでいる野党が あるときは国民民主に あるときは維新にコロコロ変わる。
野党は じぶんたちの政策をとおすために与党に接近して 法案がとおったら与党から離れる〜のくり返し。
自民党は 夏の選挙で 衆参同日の勝負にでて あやふやな政権に片をつけたほうがよい。
いまの自民党は 保守主義の党なのかどうか 首をひねりたくなる。
岸田政権のとき 党議拘束をかけてLGBT法案をとおした。
岸田は多様性をもとめるといったが ばかなことをいうものである。
多様性があるのは多元論の日本で 一神教に欧米に多様性などない。
なにも一神教の西欧のマネをすることはない。
夫婦別姓も 女性の人権や自由 社会進出などいろいろいわれるが 夫婦別姓法案をとおしたら 自民党は保守政党ではなくなる。
自民党は 保守政党なのか あるいはリベラル政党なのか。
リベラルは左翼ということで それでは自民党は 保守政党ではなくなってしまう。
いまの国会で 最重要法案である憲法改正や安全保障について真剣に議論されたことがあるだろうか。
連日 カネと政治の話ばかりを2年も3年もやりつづけて 政治を空洞化させてきた。
与党も野党も党利党略だけで政治をやってきたのである。
そんなことばりやってきて この国は大丈夫かと心配になる。
トランプ大統領がでてきて 日米関係や政治の構造 アメリカの国内事情やヨーロッパとの関係に大きな変化があらわれつつある。
ヨーロッパはいま軍事大国になろうとしている。ヨーロッパはいままでアメリカの核の傘にまもられてきた。だが フランスもイギリスも自前の核をもっている。2国あわせてもせいぜい120〜30発程度だろう。5000発もっているロシアの核と比べると無力にちかい。
だから5000発の核を所有するアメリカの核の傘に入っていたのだった。
いまでの古いパラダイムが アメリカの一国主義によって 変わろうとしている
ヨーロッパでいま大軍拡がはじまろうとしているが 日本はどうするのか。
こういう大きなテーマをなぜ国会でもっと活発に議論しないのか。
少数与党にたいして 多数派の野党が不信任案をだすでもなくただ馴れ合っているだけである。
野党は 与党を窮地に追いこんで それで満足しているありさまだ。
ねじまがったいやらしい政治構造である。
本来なら 与党が過半数の安定政権を打ち立てて 国家国民のためにはたらくのが政党政治である。
足をひっぱりあっているのはただの党派争いでしかない。
西田議員がいうように 石破の政治では 参院選で自民党が大敗しかねない。
わたしはこれまで 自民党は 衆参同日選挙に打ってでるべきといってきた。
負けてもいいではないか それが民主主義で 負けたら次のチャンスを待てばよい。
政権交代が民主主義のいいところで 民主主義は独裁ではない。
負けマズいが つぎに政権を取り返すという気概をもつべきだ。
学生時代から70年近く自民党を支持してきた。
だが 最近は 自民党がなにをしようとしているのか大きな疑問をもっている。
自民党にはもっとしっかりしてもらいたいのである。
下記のURLをクリックすると本ブログのYOUTUBE版(山本峯章チャンネル73)へ移動します
https://www.youtube.com/watch?v=0qrSQs6Rwco
自由民主党の西田昌司参議院議員が 石破体制では 今年の夏の参議院選挙に勝てないと雄叫びをあげた。
ところが これまで石破を批判していた自民党左派から西田に同調する声が寂としてあがってこない。
そうだ西田!という声が聞こえてこないのである。
現在の自民党は少数与党である。したがって 自公では法案がとおらない。
野党と連立が組めると好都合なのだが 野党にはその気がない。
政策ごとのパーシャル連合を組んで あるときは与党 あるときは野党としてふるまう構えである。
国家国民のための政治なのか それとも 党利党略のための政治なのか。
安定的な与党を形成して 国民や国家のための政治をやってもらいたい。
たとえば 自民党と公明党 国民民主党による3党連立政権という案も考えられる。
いずれにしても 党利党略の政治では 国家国民のための政治にはならない。
いまの政権をささえているのは自公ではなく自公+野党の疑似連立である。
与党と組んでいる野党が あるときは国民民主に あるときは維新にコロコロ変わる。
野党は じぶんたちの政策をとおすために与党に接近して 法案がとおったら与党から離れる〜のくり返し。
自民党は 夏の選挙で 衆参同日の勝負にでて あやふやな政権に片をつけたほうがよい。
いまの自民党は 保守主義の党なのかどうか 首をひねりたくなる。
岸田政権のとき 党議拘束をかけてLGBT法案をとおした。
岸田は多様性をもとめるといったが ばかなことをいうものである。
多様性があるのは多元論の日本で 一神教に欧米に多様性などない。
なにも一神教の西欧のマネをすることはない。
夫婦別姓も 女性の人権や自由 社会進出などいろいろいわれるが 夫婦別姓法案をとおしたら 自民党は保守政党ではなくなる。
自民党は 保守政党なのか あるいはリベラル政党なのか。
リベラルは左翼ということで それでは自民党は 保守政党ではなくなってしまう。
いまの国会で 最重要法案である憲法改正や安全保障について真剣に議論されたことがあるだろうか。
連日 カネと政治の話ばかりを2年も3年もやりつづけて 政治を空洞化させてきた。
与党も野党も党利党略だけで政治をやってきたのである。
そんなことばりやってきて この国は大丈夫かと心配になる。
トランプ大統領がでてきて 日米関係や政治の構造 アメリカの国内事情やヨーロッパとの関係に大きな変化があらわれつつある。
ヨーロッパはいま軍事大国になろうとしている。ヨーロッパはいままでアメリカの核の傘にまもられてきた。だが フランスもイギリスも自前の核をもっている。2国あわせてもせいぜい120〜30発程度だろう。5000発もっているロシアの核と比べると無力にちかい。
だから5000発の核を所有するアメリカの核の傘に入っていたのだった。
いまでの古いパラダイムが アメリカの一国主義によって 変わろうとしている
ヨーロッパでいま大軍拡がはじまろうとしているが 日本はどうするのか。
こういう大きなテーマをなぜ国会でもっと活発に議論しないのか。
少数与党にたいして 多数派の野党が不信任案をだすでもなくただ馴れ合っているだけである。
野党は 与党を窮地に追いこんで それで満足しているありさまだ。
ねじまがったいやらしい政治構造である。
本来なら 与党が過半数の安定政権を打ち立てて 国家国民のためにはたらくのが政党政治である。
足をひっぱりあっているのはただの党派争いでしかない。
西田議員がいうように 石破の政治では 参院選で自民党が大敗しかねない。
わたしはこれまで 自民党は 衆参同日選挙に打ってでるべきといってきた。
負けてもいいではないか それが民主主義で 負けたら次のチャンスを待てばよい。
政権交代が民主主義のいいところで 民主主義は独裁ではない。
負けマズいが つぎに政権を取り返すという気概をもつべきだ。
学生時代から70年近く自民党を支持してきた。
だが 最近は 自民党がなにをしようとしているのか大きな疑問をもっている。
自民党にはもっとしっかりしてもらいたいのである。
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2025年04月07日
山本峯章チャンネル 第72回
石破には期待できない 大東亜戦争の検証と評価
石破の側近の岩屋外務大臣が石破に80年談話をだすべきと提案。
50年には村山 60年には小泉 70年には安倍が首相談話をだしているからという理屈である。
わたしがこれに反対したのは 談話問題は 安倍の70年談話でケリがついているからである。
安倍は 子や孫 子孫にまで謝罪をもとめるようなことはもうやめようといって 自民党もこれに同意した。
ところが石破が首相になって とりまきがこの問題を蒸し返してきた。
石破談話が実現しても しょせん村山談話の延長でしかない。
ところがどういう風の吹きまわしか 石破は80年談話はやらないという。
その代わりに 私的な諮問会議をもうけて 大戦の検証をするといいだした。
公的な諮問会議ではないのでとやかく言いたくないが 破の諮問会議は 思想的に偏った左翼的な人々で構成されることは目に見えている。
そしてそこで 東京裁判史観がくりひろげられるはずである。
東京裁判では 大東亜戦争が太平洋戦争と言い換えられた。
アメリカが先の大戦を太平洋戦争という理由は 大東亜戦争というと 日本がアジアを西欧の植民地支配から解放したという解釈が成り立ってしまうからである。
大東亜戦争にアジア解放という大きな目的があったのは 昭和18年の大東亜会議では アジアの首脳が集まって 独立を誓い合ったことからも明らかだ。
石破が私的な諮問委員会で前大戦を検証するなら そういう歴史的な認識をふまえて 後世に憂いが残らない形でやってもらいたい。
これまで 戦争の検証といえば 左翼の学者を集めて 反省と懺悔ばかりだった。
石破が総理大臣のモニュメントとして 私的諮問機関で前大戦の検証をやるのであれば これまでと同じ過ちをくり返さないように願うばかりである。
先月来日して笹川日本財団の笹川陽平会長と会談したエルマワン国防副大臣は 300年のあいだオランダの植民地だったインドネシアの独立に 日本軍の尽力をうけたと謝辞をのべられた。
インドネシアのスカルノ大統領が来日したとき 愛宕の青松寺に石碑を立てている。その石碑には「独立は一民族のためのものではない」というスカルノのことばに添えて「故市来・吉住両君へ」という文字が刻まれている。
市来と吉住の両参謀および2000人の日本兵は インドネシア軍とともにオランダ軍とたたかって 市来と吉住はそのたたかいで命を落とした。
日本が戦争に負けて そのまま日本に引き上げていれば二人の命は助かったはずである。
かれらは 日本が約束したインドネシアの独立を われわれが責任をもって実現させるといって 死地におもむいた。
この話は スカルノが涙を流して語ったといわれる。
インド独立の指導者チャンドラ・ボースも日本を信頼して インド国民軍を率いて 日本軍のインパール作戦にくわわった。チャンドラ・ボースは台湾で事故死するが 日本が戦争に負けると インド国民軍はイギリス軍に降伏して 将校は捕虜になった。そして 女王陛下に銃をむけた反逆者として裁かれて終身刑の判決をうけた
これに怒ったのが 300年間 羊のようにイギリスに平伏していたインドの民衆だった。
インドの大衆は ストライキやデモ 暴動をおこして反英闘争に立ち上がった。
かれらは反逆者ではない インド独立のためにたたかった英雄だと。
そして 戦後2年後の1947年 ついにインドは独立を勝ち取った。
日本軍とともにたたかったインド国民軍もインド国民軍を率いたチャンドラ・ボースも英雄だった。
日本がアジア独立のためにたたかった。それが大東亜戦争の目的だった。大東亜戦争には アジアを解放しようという側面もあったことを多くの日本人に知ってもらいたい。
アメリカが大東亜戦争ということばを否定するのは 大東亜戦争ということばが正式な名称になってしまうと 日本軍の行動がアジアの解放だったということになるからである。
だが 太平洋戦争ということになれば 前大戦は日本のアジア侵略ということになる。
だからアメリカは大東亜戦争ということばを使わせなかった。
大東亜会議も大東亜戦争も 太平洋戦争もあわせて 公平な議論のもとで前大戦の検証をやってもらえるなら石破の私的諮問会議も 異議のあるものになる。。
われわれの祖先がなんのために英米とたたかったのか 80年談話に代わる私的諮問会議で 正しい日本の歴史を国民につたえてもらいたい。
下記のURLをクリックすると本ブログのYOUTUBE版(山本峯章チャンネル72)へ移動します
https://www.youtube.com/watch?v=ooXZwO-KqrU
石破の側近の岩屋外務大臣が石破に80年談話をだすべきと提案。
50年には村山 60年には小泉 70年には安倍が首相談話をだしているからという理屈である。
わたしがこれに反対したのは 談話問題は 安倍の70年談話でケリがついているからである。
安倍は 子や孫 子孫にまで謝罪をもとめるようなことはもうやめようといって 自民党もこれに同意した。
ところが石破が首相になって とりまきがこの問題を蒸し返してきた。
石破談話が実現しても しょせん村山談話の延長でしかない。
ところがどういう風の吹きまわしか 石破は80年談話はやらないという。
その代わりに 私的な諮問会議をもうけて 大戦の検証をするといいだした。
公的な諮問会議ではないのでとやかく言いたくないが 破の諮問会議は 思想的に偏った左翼的な人々で構成されることは目に見えている。
そしてそこで 東京裁判史観がくりひろげられるはずである。
東京裁判では 大東亜戦争が太平洋戦争と言い換えられた。
アメリカが先の大戦を太平洋戦争という理由は 大東亜戦争というと 日本がアジアを西欧の植民地支配から解放したという解釈が成り立ってしまうからである。
大東亜戦争にアジア解放という大きな目的があったのは 昭和18年の大東亜会議では アジアの首脳が集まって 独立を誓い合ったことからも明らかだ。
石破が私的な諮問委員会で前大戦を検証するなら そういう歴史的な認識をふまえて 後世に憂いが残らない形でやってもらいたい。
これまで 戦争の検証といえば 左翼の学者を集めて 反省と懺悔ばかりだった。
石破が総理大臣のモニュメントとして 私的諮問機関で前大戦の検証をやるのであれば これまでと同じ過ちをくり返さないように願うばかりである。
先月来日して笹川日本財団の笹川陽平会長と会談したエルマワン国防副大臣は 300年のあいだオランダの植民地だったインドネシアの独立に 日本軍の尽力をうけたと謝辞をのべられた。
インドネシアのスカルノ大統領が来日したとき 愛宕の青松寺に石碑を立てている。その石碑には「独立は一民族のためのものではない」というスカルノのことばに添えて「故市来・吉住両君へ」という文字が刻まれている。
市来と吉住の両参謀および2000人の日本兵は インドネシア軍とともにオランダ軍とたたかって 市来と吉住はそのたたかいで命を落とした。
日本が戦争に負けて そのまま日本に引き上げていれば二人の命は助かったはずである。
かれらは 日本が約束したインドネシアの独立を われわれが責任をもって実現させるといって 死地におもむいた。
この話は スカルノが涙を流して語ったといわれる。
インド独立の指導者チャンドラ・ボースも日本を信頼して インド国民軍を率いて 日本軍のインパール作戦にくわわった。チャンドラ・ボースは台湾で事故死するが 日本が戦争に負けると インド国民軍はイギリス軍に降伏して 将校は捕虜になった。そして 女王陛下に銃をむけた反逆者として裁かれて終身刑の判決をうけた
これに怒ったのが 300年間 羊のようにイギリスに平伏していたインドの民衆だった。
インドの大衆は ストライキやデモ 暴動をおこして反英闘争に立ち上がった。
かれらは反逆者ではない インド独立のためにたたかった英雄だと。
そして 戦後2年後の1947年 ついにインドは独立を勝ち取った。
日本軍とともにたたかったインド国民軍もインド国民軍を率いたチャンドラ・ボースも英雄だった。
日本がアジア独立のためにたたかった。それが大東亜戦争の目的だった。大東亜戦争には アジアを解放しようという側面もあったことを多くの日本人に知ってもらいたい。
アメリカが大東亜戦争ということばを否定するのは 大東亜戦争ということばが正式な名称になってしまうと 日本軍の行動がアジアの解放だったということになるからである。
だが 太平洋戦争ということになれば 前大戦は日本のアジア侵略ということになる。
だからアメリカは大東亜戦争ということばを使わせなかった。
大東亜会議も大東亜戦争も 太平洋戦争もあわせて 公平な議論のもとで前大戦の検証をやってもらえるなら石破の私的諮問会議も 異議のあるものになる。。
われわれの祖先がなんのために英米とたたかったのか 80年談話に代わる私的諮問会議で 正しい日本の歴史を国民につたえてもらいたい。
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https://www.youtube.com/watch?v=ooXZwO-KqrU
2025年03月27日
山本峯章チャンネル 第71回
夫婦別姓の延長線上にある〜伝統破壊と天皇否定の文化革命
トランプ大統領がアメリカには男と女しかいないと言い切った。
アメリカ民主党の下で 伝統的な価値観の崩壊が進行している。
アメリカには共産党がないため民主党左派が左翼色をつよめるのである。
その一つがLGBT運動で 日本もまきこまれて国会でLGBT法案が可決された。このとき自民党は党議拘束をかけてLGBT法案をとおすという愚かなふるまいを演じた。
極左運動が国民的なイデオロギーとなって日本中に浸透している。
そのどんでん返しがおきたのがヨーロッパにおける右派勢力の台頭である。
一方 日本では夫婦別姓という家族崩壊につながる運動が政治問題になっている。夫婦別姓を法制化しなければ夫婦や家族の関係 女性の地位が維持できないかのような論調まで吹き荒れている。
戦後 日本の大家族主義が封建的で アメリカ的なマイホームが理想的という考えが蔓延して 核家族化がブームになった。
大家族には大家族のよさがあって 家庭内福祉ができた。忘れてならないのは オジーちゃんやオバーちゃんが 礼儀や世の中の仕組みを孫たちにつたえるという重大な役目も担っていたことである。
自民党のなかにも夫婦別姓に賛成のヒトもいる。石破もそのうちの一人で女性の社会活動や地位の向上に夫婦別姓が必要だと思いこんでいる。
夫婦別姓は 旧姓使用が広くみとめられている以上 必要がなくなっているのだが、左翼が執拗に夫婦別姓やLGBTなどを主張するのはそれが文化革命という一つの革命運動だからである。
人権とか人道という甘いことばに惑わされずに左翼のこの魂胆に一刻も早く気がつかなければならない。
かつて左翼は暴力で革命をおこそうとしたが実現が不可能で 共産党も六全協以降 暴力革命の路線を放棄した。そこで左翼は 歴史や文化 伝統的な価値観を否定して 国家の体制を変える方向に戦術を転換させた。残念ながらそのことに気づいている日本人はきわめてすくない。
わたしが不満に思っているのは 保守主義であるべき自民党がリベラルやリベラル保守といって左翼に迎合していることである。
自民党は保守という思想の根本的な価値観から外れてしまっているのである。
そのゆるみから夫婦別姓やLGBT法案 同性婚などの問題などつぎつぎに出てくる。
同性婚が終わったらつぎは契約妊娠がでてくるだろう。
そこには道徳もモラルも 常識も節度もなにもない。
左翼が伝統的な価値観を否定する究極の目的は天皇の否定である。
国家を転覆させるには国体を破壊するのが手っ取り早い。
皇位の男系相続 万世一系は女性差別というのが共産党の言い分である。
日本の歴史や文化や価値観の頂点にいるのが天皇である。
天皇の否定がかれらの狙いだが その前に外堀を埋めてしまおうというのが文化革命という戦術である。
その魂胆が見えないので 夫婦別姓や同性婚をみとめる風潮がでてくる。
それが多様性であるかのように錯覚して反体制運動にまきこまれてゆく。
甘いことばで心情に訴えて 最終的には天皇を否定して体制を転覆させるのが左翼の大戦略なのである。
下記のURLをクリックすると本ブログのYOUTUBE版(山本峯章チャンネル71)へ移動します
https://www.youtube.com/watch?v=NPEuGQGleHE
トランプ大統領がアメリカには男と女しかいないと言い切った。
アメリカ民主党の下で 伝統的な価値観の崩壊が進行している。
アメリカには共産党がないため民主党左派が左翼色をつよめるのである。
その一つがLGBT運動で 日本もまきこまれて国会でLGBT法案が可決された。このとき自民党は党議拘束をかけてLGBT法案をとおすという愚かなふるまいを演じた。
極左運動が国民的なイデオロギーとなって日本中に浸透している。
そのどんでん返しがおきたのがヨーロッパにおける右派勢力の台頭である。
一方 日本では夫婦別姓という家族崩壊につながる運動が政治問題になっている。夫婦別姓を法制化しなければ夫婦や家族の関係 女性の地位が維持できないかのような論調まで吹き荒れている。
戦後 日本の大家族主義が封建的で アメリカ的なマイホームが理想的という考えが蔓延して 核家族化がブームになった。
大家族には大家族のよさがあって 家庭内福祉ができた。忘れてならないのは オジーちゃんやオバーちゃんが 礼儀や世の中の仕組みを孫たちにつたえるという重大な役目も担っていたことである。
自民党のなかにも夫婦別姓に賛成のヒトもいる。石破もそのうちの一人で女性の社会活動や地位の向上に夫婦別姓が必要だと思いこんでいる。
夫婦別姓は 旧姓使用が広くみとめられている以上 必要がなくなっているのだが、左翼が執拗に夫婦別姓やLGBTなどを主張するのはそれが文化革命という一つの革命運動だからである。
人権とか人道という甘いことばに惑わされずに左翼のこの魂胆に一刻も早く気がつかなければならない。
かつて左翼は暴力で革命をおこそうとしたが実現が不可能で 共産党も六全協以降 暴力革命の路線を放棄した。そこで左翼は 歴史や文化 伝統的な価値観を否定して 国家の体制を変える方向に戦術を転換させた。残念ながらそのことに気づいている日本人はきわめてすくない。
わたしが不満に思っているのは 保守主義であるべき自民党がリベラルやリベラル保守といって左翼に迎合していることである。
自民党は保守という思想の根本的な価値観から外れてしまっているのである。
そのゆるみから夫婦別姓やLGBT法案 同性婚などの問題などつぎつぎに出てくる。
同性婚が終わったらつぎは契約妊娠がでてくるだろう。
そこには道徳もモラルも 常識も節度もなにもない。
左翼が伝統的な価値観を否定する究極の目的は天皇の否定である。
国家を転覆させるには国体を破壊するのが手っ取り早い。
皇位の男系相続 万世一系は女性差別というのが共産党の言い分である。
日本の歴史や文化や価値観の頂点にいるのが天皇である。
天皇の否定がかれらの狙いだが その前に外堀を埋めてしまおうというのが文化革命という戦術である。
その魂胆が見えないので 夫婦別姓や同性婚をみとめる風潮がでてくる。
それが多様性であるかのように錯覚して反体制運動にまきこまれてゆく。
甘いことばで心情に訴えて 最終的には天皇を否定して体制を転覆させるのが左翼の大戦略なのである。
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2025年03月21日
山本峯章チャンネル 第70回
コメ価格の高騰を招いた生産調整をやめて コメ輸出ができる米穀生産大国をめざせ
米どころ日本の主婦が おコメの値上がりに悲鳴をあげている。
戦後戦争に負けて食糧難に陥った日本は アメリカから余剰農産物の恩恵をうけてきた。日本の食糧難を解消したのが昭和29年以降のコメの大豊作だった。年間110〜130sほどあった一人当たりコメの消費量を完全に国内で自給できるようになった。
だが 学校給食はじめ日本の食事は 米穀食から粉食にかわりつつあった。
アメリカが日本へ食糧品輸出の攻勢をかけてきたからだった。
ところが日本ではコメが豊作になって 粉食の需要が停滞した。
あわてたのがアメリカで オレゴン州の農業協同組合は 日本で粉食普及のキャンペーンを開始した。これはキッチンカー運動といって クルマにパンを焼く機会を乗せて 全国を巡回するものだった。日本人に粉食の食習慣を植えつけようという魂胆で これをマスコミは文化運動と称した。
この運動に農業協同組合や当時の農林省が応援して資金まで提供する。
そして マスコミを動員して コメつぶしの謀略をかけてくる。
おコメを食べるとからだがブヨブヨになるなどのデマを流すのである。コメがからだにわるいというネガティヴキャンペーンから 日本農政は減反政策に入ってゆく。
工業化とともに食の多様化がすすんで 粉食がひろがってゆくには当然だとしても コメづくりを推奨してきた農協や農水省がコメを否定する運動に荷担するとは呆れはてる所業である。
日本の農政の一貫性のなさにはなげかわしいが コメ不足やコメの値上げが問題になっている現在も減反政策はつづいている。
50年代 赤城宗徳という農林大臣が学識者らを集めて わたしの事務所を事務局として「食糧自給連盟」という団体をつくった。
ところが政府の方針は 減反政策と生産調整なので 歯車がかみあわない。
そのうちセンセー方も亡くなって 連盟の運動も終わってしまった。
7年ほど前 コメなど農産物の輸出が7000億円ほどにたっした。
政府は 農産物輸出を一兆円にしようとはりきった。
それからたちまちのうち農産物輸出が2兆円になった。
工業は 工場がほとんど海外に移転して 日本から輸出するものがない。
クルマが 輸出の40%を占めているほど日本には輸出物が乏しい。
農産物の輸出には政府も本腰を入れて 今国会でも議題になるようだ。
政府は農産物輸出を4兆円にしようとしている。食糧自給連盟をやってきたわたしは大賛成で 国は多少の助成金を使ってもかまわない。日本の食品は安全という定評は世界中にひろまっている。円レート150円という好条件もそろっている。
農産物輸出が4兆円レベルになると 現在おきているコメ不足やコメの値上がり問題も解消される。
需要に合わせてコメの備蓄がおこなわれる。現在100トンの備蓄があって 今回その一部が放出された。備蓄は一定の数量以上 備蓄ができない。古米になって処分に負担がかかるからだが コメ輸出の体制ができれば輸出米の備蓄が必要になる。
するとコメ備蓄が2倍になる。コメの需要が増えた場合 輸出用のストックから転用して不足分を補うことができる。
石破は明るい農村をつくるといっているがなんの方策もおこなっていない。
2兆円の農産物輸出が4兆円 5兆円になったほうが明るい農村ができる。
都会に住んでいる若者が地方に行って農業をやろうという動機付けにもなる。
農業やっても十分な収入をえられるなら農業人口や耕作地はふえてゆく。
これは実現可能なプランで 政府はできることからはじめるべきである。
農産物の輸出をふやすと農業がさかんになる。減反政策をやめる 生産調整もやめる。コメの需要が見込めないなら 輸出に転機をみいだすべきでなのある。
下記のURLをクリックすると本ブログのYOUTUBE版(山本峯章チャンネル70)へ移動します
https://www.youtube.com/watch?v=C0dA6ChI_g8
米どころ日本の主婦が おコメの値上がりに悲鳴をあげている。
戦後戦争に負けて食糧難に陥った日本は アメリカから余剰農産物の恩恵をうけてきた。日本の食糧難を解消したのが昭和29年以降のコメの大豊作だった。年間110〜130sほどあった一人当たりコメの消費量を完全に国内で自給できるようになった。
だが 学校給食はじめ日本の食事は 米穀食から粉食にかわりつつあった。
アメリカが日本へ食糧品輸出の攻勢をかけてきたからだった。
ところが日本ではコメが豊作になって 粉食の需要が停滞した。
あわてたのがアメリカで オレゴン州の農業協同組合は 日本で粉食普及のキャンペーンを開始した。これはキッチンカー運動といって クルマにパンを焼く機会を乗せて 全国を巡回するものだった。日本人に粉食の食習慣を植えつけようという魂胆で これをマスコミは文化運動と称した。
この運動に農業協同組合や当時の農林省が応援して資金まで提供する。
そして マスコミを動員して コメつぶしの謀略をかけてくる。
おコメを食べるとからだがブヨブヨになるなどのデマを流すのである。コメがからだにわるいというネガティヴキャンペーンから 日本農政は減反政策に入ってゆく。
工業化とともに食の多様化がすすんで 粉食がひろがってゆくには当然だとしても コメづくりを推奨してきた農協や農水省がコメを否定する運動に荷担するとは呆れはてる所業である。
日本の農政の一貫性のなさにはなげかわしいが コメ不足やコメの値上げが問題になっている現在も減反政策はつづいている。
50年代 赤城宗徳という農林大臣が学識者らを集めて わたしの事務所を事務局として「食糧自給連盟」という団体をつくった。
ところが政府の方針は 減反政策と生産調整なので 歯車がかみあわない。
そのうちセンセー方も亡くなって 連盟の運動も終わってしまった。
7年ほど前 コメなど農産物の輸出が7000億円ほどにたっした。
政府は 農産物輸出を一兆円にしようとはりきった。
それからたちまちのうち農産物輸出が2兆円になった。
工業は 工場がほとんど海外に移転して 日本から輸出するものがない。
クルマが 輸出の40%を占めているほど日本には輸出物が乏しい。
農産物の輸出には政府も本腰を入れて 今国会でも議題になるようだ。
政府は農産物輸出を4兆円にしようとしている。食糧自給連盟をやってきたわたしは大賛成で 国は多少の助成金を使ってもかまわない。日本の食品は安全という定評は世界中にひろまっている。円レート150円という好条件もそろっている。
農産物輸出が4兆円レベルになると 現在おきているコメ不足やコメの値上がり問題も解消される。
需要に合わせてコメの備蓄がおこなわれる。現在100トンの備蓄があって 今回その一部が放出された。備蓄は一定の数量以上 備蓄ができない。古米になって処分に負担がかかるからだが コメ輸出の体制ができれば輸出米の備蓄が必要になる。
するとコメ備蓄が2倍になる。コメの需要が増えた場合 輸出用のストックから転用して不足分を補うことができる。
石破は明るい農村をつくるといっているがなんの方策もおこなっていない。
2兆円の農産物輸出が4兆円 5兆円になったほうが明るい農村ができる。
都会に住んでいる若者が地方に行って農業をやろうという動機付けにもなる。
農業やっても十分な収入をえられるなら農業人口や耕作地はふえてゆく。
これは実現可能なプランで 政府はできることからはじめるべきである。
農産物の輸出をふやすと農業がさかんになる。減反政策をやめる 生産調整もやめる。コメの需要が見込めないなら 輸出に転機をみいだすべきでなのある。
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2025年03月13日
山本峯章チャンネル 第69回
自民党保守派は中国と韓国に媚びる石破の「80年談話」を断固阻止せよ
「80年談話」が自民党内で議論されている。
戦後50年の1994年 自民党が選挙で負けて「自社さ」の3党連立政権が誕生した。
自民党と社会党という思想的に対立してきた政党による連立政権だった。
自民党は 政敵である社会党の村山富市を立てて 政権の維持をはかったのである。
その村山が残した実績は50年談話(「村山談話」)だけだった。
前大戦で 日本がアジアに侵略して迷惑をかけたという謝罪表明である。
村山談話は 日本を悪と断じた東京裁判史観に立っている。
アメリカは太平洋戦争というが 日本からいえば アジアを列強から解放した大東亜戦争である。
したがって 保守系や自民党右派にとって 村山談話は容認でできるものではなかった。
この誤った歴史認識がのちに大きな政治問題に発展する。
中国や韓国があらゆる分野で村山談話を政治利用するのである。
村山談話は自社政権で終わったと思っていたら戦後60年の総理大臣談話で 小泉純一郎首相が村山談話をそっくり踏襲するのである。
謝罪といっても アセアン諸国は一連の総理大臣談話にまったく反応しない。
反応したのは韓国と中国だけで とりわけ韓国の左派は 歴史問題を政治問題にして徹底的に日本を攻撃してきた。
だが 戦後70年の節目に 安倍首相が村山談話の終結を宣言して自虐史観にケリがついた。
子どもや孫の代まで戦争の贖罪を負わせるバカなことはもうやめようというのである。
ところがここにきて 自民党の一部から80年談話をだそうといううごきがでてきた。
石破首相とそのとりまきが中心で 岩屋外務大臣などは 戦後50年 60年 70年と総理大臣談話を出してきていまやめる理由がないという。
岩屋は大バカ者でどうしようもないヤツである。
70年で安倍がケリをつけて 日本の歴史と日本人を貶めてきた村山談話からようやく解放されたところでふたたび村山談話の自虐史観にもどろうというのである。
石破が80年談話をやりたがるのはじぶんの個人的レガシー(歴史遺産)のためである。
国家国民の利益にならないことを 石破は 政治家個人のレガシーのために やろうというのである。
もうやめようときめた自虐史観をなぜムシ返すのか。
頭がおかしいのではないか。
わたしは石破らの80年談話構想に本気で怒っている。
かれらの考え方の土台になっているのは 連合軍が敗戦国日本を裁いた東京裁判史観である。
だが われわれ保守は 先の大戦を アジアを解放した大東亜戦争と認識している。
アメリカは太平洋戦争というが 日本にとって あの戦争はアジア解放を視野に入れた大東亜戦争だった。
アメリカが大東亜戦争史観をゆるさないのは 大東亜戦争をみとめると欧米列強のアジア侵略と植民地政策とこれに歯向かった日本という構図が明らかになってしまうからだった。
昭和18年の大東亜会議にはアジアの首脳が集まって 日本の指導のもとで独立すべく決意を誓っている。
大東亜戦争が解放戦争だったことはアジアがみとめているのである。
インド独立の英雄だったチャンドラ・ボースは戦後 ソ連にむかう途中 台湾で飛行機事故のために死んでいる。
チャンドラ・ボースが生きていたらパール判事とともに大東亜戦争がアジア解放と民族独立の戦争だったことを証言してくれたはずである。
大東亜会議でも中心的な役割をはたして 蒋介石に日本へ協力するよう呼びかけてもいる。
そういう歴史の真実をみてからモノを言わなければ とんでもない見当ちがいをおこす。
日本が悪かったといいつづけてきた一連の談話は 連合国の東京裁判史観であって 日本にとって負け犬の論理である。
われわれは そのことにはやく気づいて 目を覚まさなければならない。
80年談話は 村山談話のむし返しであろうが そんなバカなことはやらんでよろしい。
日本の戦争犯罪を世界中にふれまわってどんな利益があるのか。
中国や韓国をよろこばせるだけである。
日本が独立を応援したのはインパール作戦やインド独立軍のインドだけではなかった。
日本軍はインドネシアからオランダを叩きだして独立を約束した。
だが 300年も外国から支配されてきた国が 独立してすぐに行政をおこなえるはずはなかった。
植民地支配のタブーは 現地人に民族意識をもたせ 軍隊をつくらせることである。
だが旧日本軍は インドネシアに独立心をもたせ 軍隊をもたせ 民族意識を涵養した。
それをどうして侵略や支配といえるのか。
げんに日本が戦争に負けて オランダがインドネシアにもどってきたときにインドネシア軍は 日本軍の武器をもって立ち上がった。
インドネシアに残留した2000兵もその先頭に立ってたたかった。
独立させると約束したのだからその約束をまもるとしてたたかった。
インドネシアの英雄墓地には独立戦争で戦死した兵士の英霊がねむっている。
大航海時代からはじまったヨーロッパの500年のアジア侵略 植民地政策と 日本の大東亜戦争を同列に考える過ちをおかしてはならない。
たしかに戦争はヒトを殺して現地に迷惑をかける。
日本軍がアジアに迷惑をかけたのは否定できない。
しかしこの大戦の大義がどこにあったのか見なければ 大東亜戦争の本質を見ることはできない。
80年談話は 石破ごときがやってはならない。
自由民主党は 村山談話の踏襲になる石破談話を断固粉砕してもらいたい。
ねがわくば 自民党が 石破談話はいらないといって立ち上げる気迫をもってもらいたいのである。
下記のURLをクリックすると本ブログのYOUTUBE版(山本峯章チャンネル69)へ移動します
https://www.youtube.com/watch?v=sRZ4RTlwiyU
「80年談話」が自民党内で議論されている。
戦後50年の1994年 自民党が選挙で負けて「自社さ」の3党連立政権が誕生した。
自民党と社会党という思想的に対立してきた政党による連立政権だった。
自民党は 政敵である社会党の村山富市を立てて 政権の維持をはかったのである。
その村山が残した実績は50年談話(「村山談話」)だけだった。
前大戦で 日本がアジアに侵略して迷惑をかけたという謝罪表明である。
村山談話は 日本を悪と断じた東京裁判史観に立っている。
アメリカは太平洋戦争というが 日本からいえば アジアを列強から解放した大東亜戦争である。
したがって 保守系や自民党右派にとって 村山談話は容認でできるものではなかった。
この誤った歴史認識がのちに大きな政治問題に発展する。
中国や韓国があらゆる分野で村山談話を政治利用するのである。
村山談話は自社政権で終わったと思っていたら戦後60年の総理大臣談話で 小泉純一郎首相が村山談話をそっくり踏襲するのである。
謝罪といっても アセアン諸国は一連の総理大臣談話にまったく反応しない。
反応したのは韓国と中国だけで とりわけ韓国の左派は 歴史問題を政治問題にして徹底的に日本を攻撃してきた。
だが 戦後70年の節目に 安倍首相が村山談話の終結を宣言して自虐史観にケリがついた。
子どもや孫の代まで戦争の贖罪を負わせるバカなことはもうやめようというのである。
ところがここにきて 自民党の一部から80年談話をだそうといううごきがでてきた。
石破首相とそのとりまきが中心で 岩屋外務大臣などは 戦後50年 60年 70年と総理大臣談話を出してきていまやめる理由がないという。
岩屋は大バカ者でどうしようもないヤツである。
70年で安倍がケリをつけて 日本の歴史と日本人を貶めてきた村山談話からようやく解放されたところでふたたび村山談話の自虐史観にもどろうというのである。
石破が80年談話をやりたがるのはじぶんの個人的レガシー(歴史遺産)のためである。
国家国民の利益にならないことを 石破は 政治家個人のレガシーのために やろうというのである。
もうやめようときめた自虐史観をなぜムシ返すのか。
頭がおかしいのではないか。
わたしは石破らの80年談話構想に本気で怒っている。
かれらの考え方の土台になっているのは 連合軍が敗戦国日本を裁いた東京裁判史観である。
だが われわれ保守は 先の大戦を アジアを解放した大東亜戦争と認識している。
アメリカは太平洋戦争というが 日本にとって あの戦争はアジア解放を視野に入れた大東亜戦争だった。
アメリカが大東亜戦争史観をゆるさないのは 大東亜戦争をみとめると欧米列強のアジア侵略と植民地政策とこれに歯向かった日本という構図が明らかになってしまうからだった。
昭和18年の大東亜会議にはアジアの首脳が集まって 日本の指導のもとで独立すべく決意を誓っている。
大東亜戦争が解放戦争だったことはアジアがみとめているのである。
インド独立の英雄だったチャンドラ・ボースは戦後 ソ連にむかう途中 台湾で飛行機事故のために死んでいる。
チャンドラ・ボースが生きていたらパール判事とともに大東亜戦争がアジア解放と民族独立の戦争だったことを証言してくれたはずである。
大東亜会議でも中心的な役割をはたして 蒋介石に日本へ協力するよう呼びかけてもいる。
そういう歴史の真実をみてからモノを言わなければ とんでもない見当ちがいをおこす。
日本が悪かったといいつづけてきた一連の談話は 連合国の東京裁判史観であって 日本にとって負け犬の論理である。
われわれは そのことにはやく気づいて 目を覚まさなければならない。
80年談話は 村山談話のむし返しであろうが そんなバカなことはやらんでよろしい。
日本の戦争犯罪を世界中にふれまわってどんな利益があるのか。
中国や韓国をよろこばせるだけである。
日本が独立を応援したのはインパール作戦やインド独立軍のインドだけではなかった。
日本軍はインドネシアからオランダを叩きだして独立を約束した。
だが 300年も外国から支配されてきた国が 独立してすぐに行政をおこなえるはずはなかった。
植民地支配のタブーは 現地人に民族意識をもたせ 軍隊をつくらせることである。
だが旧日本軍は インドネシアに独立心をもたせ 軍隊をもたせ 民族意識を涵養した。
それをどうして侵略や支配といえるのか。
げんに日本が戦争に負けて オランダがインドネシアにもどってきたときにインドネシア軍は 日本軍の武器をもって立ち上がった。
インドネシアに残留した2000兵もその先頭に立ってたたかった。
独立させると約束したのだからその約束をまもるとしてたたかった。
インドネシアの英雄墓地には独立戦争で戦死した兵士の英霊がねむっている。
大航海時代からはじまったヨーロッパの500年のアジア侵略 植民地政策と 日本の大東亜戦争を同列に考える過ちをおかしてはならない。
たしかに戦争はヒトを殺して現地に迷惑をかける。
日本軍がアジアに迷惑をかけたのは否定できない。
しかしこの大戦の大義がどこにあったのか見なければ 大東亜戦争の本質を見ることはできない。
80年談話は 石破ごときがやってはならない。
自由民主党は 村山談話の踏襲になる石破談話を断固粉砕してもらいたい。
ねがわくば 自民党が 石破談話はいらないといって立ち上げる気迫をもってもらいたいのである。
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2025年03月10日
山本峯章チャンネル 第68回
日本経済を破壊したアメリカの謀略と同盟国にまでケンカを売るトランプの一国主義
トランプとゼレンスキーの会談を見て アメリカのじぶん勝手な大国主義を見せつけられた。
それが如実にあらわれたのがアメリカがふっかけた高関税の問題である。
関税は 保護主義政策の武器で 高関税で中国に圧力をかけようというわけであろうが ワリを食ったのがカナダやメキシコである。
70年〜80年の日本経済は順調だった。世界一の成長率でアメリカ経済に追いつく勢いだった。これに危機感をもったアメリカは繊維や半導体 飛行機などの産業分野で日本の難癖をつけてきた。
その関門をのりこえても アメリカの貿易赤字 財政赤字は解消されなかったばかりか 双子の赤字がふくれあがるばかりだった。
ドルは基軸通貨なのでほうっておけない。
そこで 先進5か国が集まって外国レートを安定させて ドル高を是正しようということになった。
それが1985年の「プラザ合意」だった。
当時 日本の円が235円という円安だった。これを円高に誘導して 日本の貿易黒字をおさえこもうという為替戦略で 5か国が集まってそういうとりきめをした。
その後 急激に円安がすすんだ。235円前後だったものが150円台にまでなって日本が窮地に追いこまれた。貿易が経済の中心だった円安で輸出ができなくなって 日本経済はお手上げ状態となった。
そこで企業の海外移転がはじまって 日本国内は産業の空洞化がすすんだ。
日本経済の「成長なき30年」はその後のバブル景気とバブル崩壊からはじまることになる。順調にのびていた日本経済は こうしてアメリカの為替戦略によってつぶされたのである。
一方 アメリカは製造部門を切り捨てて つくらざる経済〜金融経済にむかうのだが アメリカはすでに次の手を打っていた。
中国への接近である。72年 ニクソンとキッシンジャーが訪中して 中国の改革解放を煽る。自由主義や市場経済 工業化をすすめよ。アメリカは応援するというのである。当時 中国はWTO(世界貿易機関)に加盟する条件をそなえていなかったが アメリカが後押しして中国をWTOに加盟させた。
ニクソン訪中の72年 中国は 文化大革命のさなかだったが 1976年に文化大革命が終わるとケ小平が登場してきて 本格的な改革開放がはじまる。
アメリカの狙いは 中国をアメリカおよび世界の生産工場にして じぶんたちは 国際金融資本で世界を牛耳ろうというハラだった。
製品は中国につくらせて 安い製品をどんどん輸入すればよいというアメリカの政策は 一応の成功をおさめるが 事態は アメリカの思惑どおりにはすすまなかった。
中国では ケ小平が「先富論(先に裕福層を富ませ後から落伍した者たちを助ける)」にもとづいて改革開放をすすめた。だが、天安門事件の後 中国経済はアメリカが期待していた自由貿易 自由主義 民主主義の経済ではなく 統制経済に入ってゆく。
習近平の「共同富裕論(格差なく人民全員に富がゆきわたる)」である。
政策的には「一帯一路」という経済圏構想だが 実体は共産主義である。
改革開放後の中国は アメリカがもとめていたものとはちがう体制になってしまったが これは アメリカの国際金融支配と対立するものとなったばかりか 経済と軍事の両面で アメリカを抜きかねない勢いになった。
中国がアメリカ経済戦争の敵となったのである。
日本経済は かつてアメリカ経済を抜こうとして 円高という為替でイジメられた。平成6年 東京新聞の「こちら特報部」というコラムで「このままいくと円は80円にまで下がる」とわたしはコメントした。そのとき「そんなことになったら日本経済はめちゃくちゃになってしまう」という異論が寄せられた。
だがその5か月後 円はとうとう79円にまで下がった。
そして 日本経済は 生産拠点が海外に移ってがらんどうの惨状となった。
日本経済はアメリカの為替戦略でつぶされたが こんどのターゲットは中国で こんどは高関税でつぶそうというのである。
経済戦争はアメリカの十八番で 中国だけではなくカナダやメキシコも餌食になってしまった。高関税をかければアメリカの物価も上がってゆく。高関税にはメリットデメリットの両方があるのである。
そこでアメリカは投資をもとめる。アメリカの人口は世界第3位で成熟したマーケットをもっている。アメリカで商売したければアメリカに投資しなさい アメリカで工場をつくってアメリカで生産しなさいというのである。
かつてアメリカは 生産をやめて 金融経済に走った。そして日本を利用して 中国を利用して 世界金融資本を形成した。
そのアメリカがふたたび生産大国にもどろうとしている。
とくに経済安全保障法にかかわる自動車やIT 半導体などの生産をアメリカにもってこようとやっきなっている。日本や韓国 中国や台湾から生産拠点をアメリカに移せといっているのである。
そのための高関税で それがイヤならアメリカに投資しなさいという論法である。
石破がトランプに約束した対米20兆円に追加投資がそれである。
バカなことをいうものじゃない。
日本はすでに130兆円の対米投資残がある。
日本はアメリカの経済属国ではないのである。
アメリカが生産基地になればアメリカに失業がなくなる。
アメリカ・ファーストのトランプには都合のよい政策であろうが 経済戦争が大きな戦争の火種になることはすでに歴史の教えるところである。
トランプに任期4年間をガマンすればなんとかなるのではないかと考えるのは短絡で トランプがつくりあげた保護貿易を トランプが大統領をやめて廃止できるかといえばそうはいかない。
保護貿易をやめれば それまで保護貿易で育ってきたアメリカ企業は大きなダメージをうける。トランプが辞めて 高関税が廃止されると アメリカ企業は全滅する。したがって トランプがやめても高関税体制はつづくことになるのである。
いま日本にもとめられるのは アメリカ依存の体制から脱却して 独立自尊の道を歩むことであることはいうまでもない。
下記のURLをクリックすると本ブログのYOUTUBE版(山本峯章チャンネル68)へ移動します
https://www.youtube.com/watch?v=MD1GeZmCY_k
トランプとゼレンスキーの会談を見て アメリカのじぶん勝手な大国主義を見せつけられた。
それが如実にあらわれたのがアメリカがふっかけた高関税の問題である。
関税は 保護主義政策の武器で 高関税で中国に圧力をかけようというわけであろうが ワリを食ったのがカナダやメキシコである。
70年〜80年の日本経済は順調だった。世界一の成長率でアメリカ経済に追いつく勢いだった。これに危機感をもったアメリカは繊維や半導体 飛行機などの産業分野で日本の難癖をつけてきた。
その関門をのりこえても アメリカの貿易赤字 財政赤字は解消されなかったばかりか 双子の赤字がふくれあがるばかりだった。
ドルは基軸通貨なのでほうっておけない。
そこで 先進5か国が集まって外国レートを安定させて ドル高を是正しようということになった。
それが1985年の「プラザ合意」だった。
当時 日本の円が235円という円安だった。これを円高に誘導して 日本の貿易黒字をおさえこもうという為替戦略で 5か国が集まってそういうとりきめをした。
その後 急激に円安がすすんだ。235円前後だったものが150円台にまでなって日本が窮地に追いこまれた。貿易が経済の中心だった円安で輸出ができなくなって 日本経済はお手上げ状態となった。
そこで企業の海外移転がはじまって 日本国内は産業の空洞化がすすんだ。
日本経済の「成長なき30年」はその後のバブル景気とバブル崩壊からはじまることになる。順調にのびていた日本経済は こうしてアメリカの為替戦略によってつぶされたのである。
一方 アメリカは製造部門を切り捨てて つくらざる経済〜金融経済にむかうのだが アメリカはすでに次の手を打っていた。
中国への接近である。72年 ニクソンとキッシンジャーが訪中して 中国の改革解放を煽る。自由主義や市場経済 工業化をすすめよ。アメリカは応援するというのである。当時 中国はWTO(世界貿易機関)に加盟する条件をそなえていなかったが アメリカが後押しして中国をWTOに加盟させた。
ニクソン訪中の72年 中国は 文化大革命のさなかだったが 1976年に文化大革命が終わるとケ小平が登場してきて 本格的な改革開放がはじまる。
アメリカの狙いは 中国をアメリカおよび世界の生産工場にして じぶんたちは 国際金融資本で世界を牛耳ろうというハラだった。
製品は中国につくらせて 安い製品をどんどん輸入すればよいというアメリカの政策は 一応の成功をおさめるが 事態は アメリカの思惑どおりにはすすまなかった。
中国では ケ小平が「先富論(先に裕福層を富ませ後から落伍した者たちを助ける)」にもとづいて改革開放をすすめた。だが、天安門事件の後 中国経済はアメリカが期待していた自由貿易 自由主義 民主主義の経済ではなく 統制経済に入ってゆく。
習近平の「共同富裕論(格差なく人民全員に富がゆきわたる)」である。
政策的には「一帯一路」という経済圏構想だが 実体は共産主義である。
改革開放後の中国は アメリカがもとめていたものとはちがう体制になってしまったが これは アメリカの国際金融支配と対立するものとなったばかりか 経済と軍事の両面で アメリカを抜きかねない勢いになった。
中国がアメリカ経済戦争の敵となったのである。
日本経済は かつてアメリカ経済を抜こうとして 円高という為替でイジメられた。平成6年 東京新聞の「こちら特報部」というコラムで「このままいくと円は80円にまで下がる」とわたしはコメントした。そのとき「そんなことになったら日本経済はめちゃくちゃになってしまう」という異論が寄せられた。
だがその5か月後 円はとうとう79円にまで下がった。
そして 日本経済は 生産拠点が海外に移ってがらんどうの惨状となった。
日本経済はアメリカの為替戦略でつぶされたが こんどのターゲットは中国で こんどは高関税でつぶそうというのである。
経済戦争はアメリカの十八番で 中国だけではなくカナダやメキシコも餌食になってしまった。高関税をかければアメリカの物価も上がってゆく。高関税にはメリットデメリットの両方があるのである。
そこでアメリカは投資をもとめる。アメリカの人口は世界第3位で成熟したマーケットをもっている。アメリカで商売したければアメリカに投資しなさい アメリカで工場をつくってアメリカで生産しなさいというのである。
かつてアメリカは 生産をやめて 金融経済に走った。そして日本を利用して 中国を利用して 世界金融資本を形成した。
そのアメリカがふたたび生産大国にもどろうとしている。
とくに経済安全保障法にかかわる自動車やIT 半導体などの生産をアメリカにもってこようとやっきなっている。日本や韓国 中国や台湾から生産拠点をアメリカに移せといっているのである。
そのための高関税で それがイヤならアメリカに投資しなさいという論法である。
石破がトランプに約束した対米20兆円に追加投資がそれである。
バカなことをいうものじゃない。
日本はすでに130兆円の対米投資残がある。
日本はアメリカの経済属国ではないのである。
アメリカが生産基地になればアメリカに失業がなくなる。
アメリカ・ファーストのトランプには都合のよい政策であろうが 経済戦争が大きな戦争の火種になることはすでに歴史の教えるところである。
トランプに任期4年間をガマンすればなんとかなるのではないかと考えるのは短絡で トランプがつくりあげた保護貿易を トランプが大統領をやめて廃止できるかといえばそうはいかない。
保護貿易をやめれば それまで保護貿易で育ってきたアメリカ企業は大きなダメージをうける。トランプが辞めて 高関税が廃止されると アメリカ企業は全滅する。したがって トランプがやめても高関税体制はつづくことになるのである。
いま日本にもとめられるのは アメリカ依存の体制から脱却して 独立自尊の道を歩むことであることはいうまでもない。
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2025年02月27日
山本峯章チャンネル 第67回
石破は安倍外交を見習って 国益重視の対米 対中関係を築け
石破とトランプの日米首脳会議が無難におわった。
石破にたいする国内の評価はけっしてわるくない。
印象に残ったのは あなたは安倍晋三のよき理解者であった 晋三はあなたを頼りにしていたと 事実と真逆のことを平然といってのけたトランプの発言である。
トランプはなかなかの男だ
アメリカは情報国家で 石場の反安倍の姿勢を知らなかったわけはない。
さすがトランプは アメリカという大国をまとめ上げる能力をもった大人物である。
アメリカ相手の外交はてごわいものになるだろう。
安倍さんの功績はアメリカ抜きでTPPを実現させたことである。
アメリカがTPPに参加していれば トランプの高関税政策は不可能だった。
WTO(世界貿易機関)のルールを尊重するなら 自由主義の原則を破る高関税や保護主義的な経済政策はとれなかったはずだ。
トランプとの会談で 石破がトランプに WTOのルールをまもってくださいと進言していれば 石破は世界的に評価される日本のリーダーになれたはずだが、なにもいわなかった。
日本対米投資残は130兆円にのぼる。
それに20兆円を上乗せして150兆円にするとトランプに約束した。
二つめのアラスカ州の石油や天然ガスの開発協力や日本への輸出もとくに問題はない。
問題なのは三つ目で 日本の安全保障にかかる問題である。
石破はアメリカから武器を買いまくるとトランプに申し入れた。
岸田政権ですでに軍事費をGDP比2%に増額している。
現在 自衛隊を募集しても予定の半数にもみたない。
いまだに軍隊と憲法の問題が解決されていない。
現憲法下では日本に軍隊は存在していないことになっている。
自衛隊は警察予備隊の延長で 日本が外国から攻められたときに自衛としてたたかうという位置づけである。
国際法のなかでは 独立国家の防衛がみとめられているので かろうじて国軍として機能しているだけである。
石破は憲法改正を主張して 国軍をつくるといってきた。
その言やよしだが 兵器を買うより 国民の防衛意識を高めたほうがよい。
それには憲法を改正しなければならない。
敵が攻めてきたら銃をもってたたかうかというアンケート(79か国による「世界価値観調査」)で日本は最下位の13%でだった。
他の国では80〜90%の国民が銃をもってたたかうと応えている。
国をまもるには国民の意識を変えていかなくてはならない。
国民意識の基本になるのが憲法である。
憲法を変えなければ 吉田がつくった対米従属という甘えの構造はなかなか直らない。
アメリカは 今後 中国にたいして対決姿勢をとるだろう。
日本は同盟国なので アメリカと歩調を合わせる。
だが いつアメリカが日本を裏切って 頭越しに中国に接近するかわかったものではない。
72年2月のニクソン・キッシンジャーの電撃的訪中が象徴的だった。
72年9月 田中角栄があわてて訪中して 毛沢東と握手をした。
ニクソン訪中時 中国側が アメリカは日本と日米安保条約という軍事同盟をむすんでいるではないかと質した。
アメリカは中国に 日米安保条約は日本がふたたび軍国主義に走らないように監視するもので ビンのフタのようなものと説明している。
これがビンのフタ論≠ニして 当時 話題になった。
アメリカが国益を犠牲にして 日本を助けるということはありえない。
対米従属はこういう背信のリスクをかかえている。
安倍さんの中国外交を見習うべきである。
中国は安倍さんに 中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)に入れといってきた。
安倍さんは断らなかった。
その代わりに条件をつけた。
アメリカと日本が主導するアジア開発銀行(ADB)のように相手国の利益を担保する条項を設けてもらいたいと。
中国はこの条件をみたすことができなかったので 日本はいまだAIIBに参加していない。
日本と中国は隣同士で 長い歴史もある。アメリカに忖度して中国を敵視するのではなく 日中外交は 安倍さんのような余裕をもって 是是非非の対応をとるべきである。
日本の国益にそった外交が大事で ふたたび 日本の頭越しに米中接近ということになれば 日本は世界の趨勢からとり残されることになるのである。
下記のURLをクリックすると本ブログのYOUTUBE版(山本峯章チャンネル67)へ移動します
https://www.youtube.com/watch?v=Ov3hwD-ZcWE
石破とトランプの日米首脳会議が無難におわった。
石破にたいする国内の評価はけっしてわるくない。
印象に残ったのは あなたは安倍晋三のよき理解者であった 晋三はあなたを頼りにしていたと 事実と真逆のことを平然といってのけたトランプの発言である。
トランプはなかなかの男だ
アメリカは情報国家で 石場の反安倍の姿勢を知らなかったわけはない。
さすがトランプは アメリカという大国をまとめ上げる能力をもった大人物である。
アメリカ相手の外交はてごわいものになるだろう。
安倍さんの功績はアメリカ抜きでTPPを実現させたことである。
アメリカがTPPに参加していれば トランプの高関税政策は不可能だった。
WTO(世界貿易機関)のルールを尊重するなら 自由主義の原則を破る高関税や保護主義的な経済政策はとれなかったはずだ。
トランプとの会談で 石破がトランプに WTOのルールをまもってくださいと進言していれば 石破は世界的に評価される日本のリーダーになれたはずだが、なにもいわなかった。
日本対米投資残は130兆円にのぼる。
それに20兆円を上乗せして150兆円にするとトランプに約束した。
二つめのアラスカ州の石油や天然ガスの開発協力や日本への輸出もとくに問題はない。
問題なのは三つ目で 日本の安全保障にかかる問題である。
石破はアメリカから武器を買いまくるとトランプに申し入れた。
岸田政権ですでに軍事費をGDP比2%に増額している。
現在 自衛隊を募集しても予定の半数にもみたない。
いまだに軍隊と憲法の問題が解決されていない。
現憲法下では日本に軍隊は存在していないことになっている。
自衛隊は警察予備隊の延長で 日本が外国から攻められたときに自衛としてたたかうという位置づけである。
国際法のなかでは 独立国家の防衛がみとめられているので かろうじて国軍として機能しているだけである。
石破は憲法改正を主張して 国軍をつくるといってきた。
その言やよしだが 兵器を買うより 国民の防衛意識を高めたほうがよい。
それには憲法を改正しなければならない。
敵が攻めてきたら銃をもってたたかうかというアンケート(79か国による「世界価値観調査」)で日本は最下位の13%でだった。
他の国では80〜90%の国民が銃をもってたたかうと応えている。
国をまもるには国民の意識を変えていかなくてはならない。
国民意識の基本になるのが憲法である。
憲法を変えなければ 吉田がつくった対米従属という甘えの構造はなかなか直らない。
アメリカは 今後 中国にたいして対決姿勢をとるだろう。
日本は同盟国なので アメリカと歩調を合わせる。
だが いつアメリカが日本を裏切って 頭越しに中国に接近するかわかったものではない。
72年2月のニクソン・キッシンジャーの電撃的訪中が象徴的だった。
72年9月 田中角栄があわてて訪中して 毛沢東と握手をした。
ニクソン訪中時 中国側が アメリカは日本と日米安保条約という軍事同盟をむすんでいるではないかと質した。
アメリカは中国に 日米安保条約は日本がふたたび軍国主義に走らないように監視するもので ビンのフタのようなものと説明している。
これがビンのフタ論≠ニして 当時 話題になった。
アメリカが国益を犠牲にして 日本を助けるということはありえない。
対米従属はこういう背信のリスクをかかえている。
安倍さんの中国外交を見習うべきである。
中国は安倍さんに 中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)に入れといってきた。
安倍さんは断らなかった。
その代わりに条件をつけた。
アメリカと日本が主導するアジア開発銀行(ADB)のように相手国の利益を担保する条項を設けてもらいたいと。
中国はこの条件をみたすことができなかったので 日本はいまだAIIBに参加していない。
日本と中国は隣同士で 長い歴史もある。アメリカに忖度して中国を敵視するのではなく 日中外交は 安倍さんのような余裕をもって 是是非非の対応をとるべきである。
日本の国益にそった外交が大事で ふたたび 日本の頭越しに米中接近ということになれば 日本は世界の趨勢からとり残されることになるのである。
下記のURLをクリックすると本ブログのYOUTUBE版(山本峯章チャンネル67)へ移動します
https://www.youtube.com/watch?v=Ov3hwD-ZcWE
2025年02月20日
山本峯章チャンネル 第66回
自民党は野党に迎合する延命策を棄て 夏の衆参同日選挙で勝利をめざせ
石破とトランプの日米首脳会談がうまくいったという報道がなされている。
わたしは石破というヒトをあまり信用していない。
第一次安倍内閣のとき 安倍さんはあまり体調がよくなかった。
そして参院選挙で大負けした。
このとき石破は 安倍さんの責任を徹底的に追及した。
選挙に負けたのだから退陣しろと安倍さんに食ってかかったのである。
石破は党内左派で 昔から裏切りや背信 造反を得意としてきた。
結局 安倍さんはからだを悪くして 第一次安倍内閣を放り出した。
麻生内閣のときも石破は同じことをやった。
都議選挙で自民党が負けて 麻生首相の評判もガタ落ちになった。
石破は麻生内閣で農林水産大臣だった。
にもかかわらず 徹底的に麻生首相の責任を追及した。
石破は 閣僚をつとめている以上 麻生内閣をまもらなければならない立場にあったはずである。
ところが石破はその反対のことをやった。
麻生が石破をきらうのは当然なのである。
今回 石破内閣のもとで選挙をやって 自公は惨敗した。
公明党も自民党もガタガタのドン負けだった。
自公で過半数を割ったが 石破は責任をとろうとしなかった。
それどころか 第二次石破内閣にむけて 着々と手を打ってきた。
自民党には石破に代わりに立つリーダーがいない。
過半数割れの与党にだれも足をつっこもうとしない。
将来のある議員にとって 過半数割れの与党は鬼門なのである。
そういう経緯から石破内閣は今日までつづいている。
過半数を割っている自公政権は不安定きわまりない。
いままで自民党は公明党と組んで法案をとおせた。
だが 与党が過半数を割った現在ではそれができない。
野党の力を借りなければ肝心の法案をとおせないのである。
現在 自公は 国民民主党の協力をもとめている。
その条件の一つが103万円の壁で 自民と国民民主がハラをさぐりあっている。
教育無償化などついては維新と自民が歩み寄っている。
野党の政策にはかならず財源の問題がからんでくる。
出すのは舌をだすのもイヤな財務省は 極力支出をイヤがる。
自民党は財務省寄りなので 野党の要求を安易にはのめない。
国民民主や維新の法案がとおっても 手柄は野党のもので 自民党の功績にはならない。
自民党が関係省庁とかけあって 法案をとおしても 自民党の功績につながらないのである。
政策は国家国民のためで 自民党のためのものではない。
だが それでは自民党への信頼や評価がいっこうに高まらない。
政権が安定しなければ外交は失敗する。
いつ倒れるかわからない政権を外国は相手もしてくれないからである。
このチャンネルで何度か夏の選挙は衆参同日で臨むべきといってきた。
わたしは 次の衆参同時選挙で自公が勝つと思っている。
参院選は 改選されない半数と合わせて かろうじて過半数がとれる。
衆院選も まだ時間があるので 全国の支部に檄をとばして必死にとりくめばこっちも勝てる。
自民党は それだけの支持層と組織をもっている。
石破に言いたいのは 野党とむすんで 不安定な政権を長持ちさせようなどというバカな考えは捨てなさいということ。
野合政権では 野党の出した政策が中心の政治になって 野党の評価のほうが高くなっていく。
したがって 自民党の政治信条や政策が現実の政治に反映されない。
だが 自公政権が過半数を握れば与党の法案もとおる体制をつくれるはずである。
現在の体制では 野党の政策が優先される流れになっている。
野党の政策がわるいわけではない。
今回の国民民主の103万円の壁もぜひ実現させたい。
だが 野党の政策ばかりやっていると 自民党の保守としての存在価値がなくなる。
たとえ 自公が夏の衆参同日選挙打って出て 負けてもいいではないか。
政権交代して それが民主主義である。
政権を奪われたら つぎに政権をとり返せばいい。
それくらいのハラをもたなければ政治はできない。
妥協ばかりしていて よい政治ができるはずはない。
石破が口にしている独立自尊の政治をおこなうには 外交面ではとくにそうだが 保守政治を確立しなければならない。
自民党は 夏の衆参同日選挙に全力を投じて 自公政権を立て直してもらいたい。
下記のURLをクリックすると本ブログのYOUTUBE版(山本峯章チャンネル66)へ移動します
https://www.youtube.com/watch?v=KET42RzjjL0
石破とトランプの日米首脳会談がうまくいったという報道がなされている。
わたしは石破というヒトをあまり信用していない。
第一次安倍内閣のとき 安倍さんはあまり体調がよくなかった。
そして参院選挙で大負けした。
このとき石破は 安倍さんの責任を徹底的に追及した。
選挙に負けたのだから退陣しろと安倍さんに食ってかかったのである。
石破は党内左派で 昔から裏切りや背信 造反を得意としてきた。
結局 安倍さんはからだを悪くして 第一次安倍内閣を放り出した。
麻生内閣のときも石破は同じことをやった。
都議選挙で自民党が負けて 麻生首相の評判もガタ落ちになった。
石破は麻生内閣で農林水産大臣だった。
にもかかわらず 徹底的に麻生首相の責任を追及した。
石破は 閣僚をつとめている以上 麻生内閣をまもらなければならない立場にあったはずである。
ところが石破はその反対のことをやった。
麻生が石破をきらうのは当然なのである。
今回 石破内閣のもとで選挙をやって 自公は惨敗した。
公明党も自民党もガタガタのドン負けだった。
自公で過半数を割ったが 石破は責任をとろうとしなかった。
それどころか 第二次石破内閣にむけて 着々と手を打ってきた。
自民党には石破に代わりに立つリーダーがいない。
過半数割れの与党にだれも足をつっこもうとしない。
将来のある議員にとって 過半数割れの与党は鬼門なのである。
そういう経緯から石破内閣は今日までつづいている。
過半数を割っている自公政権は不安定きわまりない。
いままで自民党は公明党と組んで法案をとおせた。
だが 与党が過半数を割った現在ではそれができない。
野党の力を借りなければ肝心の法案をとおせないのである。
現在 自公は 国民民主党の協力をもとめている。
その条件の一つが103万円の壁で 自民と国民民主がハラをさぐりあっている。
教育無償化などついては維新と自民が歩み寄っている。
野党の政策にはかならず財源の問題がからんでくる。
出すのは舌をだすのもイヤな財務省は 極力支出をイヤがる。
自民党は財務省寄りなので 野党の要求を安易にはのめない。
国民民主や維新の法案がとおっても 手柄は野党のもので 自民党の功績にはならない。
自民党が関係省庁とかけあって 法案をとおしても 自民党の功績につながらないのである。
政策は国家国民のためで 自民党のためのものではない。
だが それでは自民党への信頼や評価がいっこうに高まらない。
政権が安定しなければ外交は失敗する。
いつ倒れるかわからない政権を外国は相手もしてくれないからである。
このチャンネルで何度か夏の選挙は衆参同日で臨むべきといってきた。
わたしは 次の衆参同時選挙で自公が勝つと思っている。
参院選は 改選されない半数と合わせて かろうじて過半数がとれる。
衆院選も まだ時間があるので 全国の支部に檄をとばして必死にとりくめばこっちも勝てる。
自民党は それだけの支持層と組織をもっている。
石破に言いたいのは 野党とむすんで 不安定な政権を長持ちさせようなどというバカな考えは捨てなさいということ。
野合政権では 野党の出した政策が中心の政治になって 野党の評価のほうが高くなっていく。
したがって 自民党の政治信条や政策が現実の政治に反映されない。
だが 自公政権が過半数を握れば与党の法案もとおる体制をつくれるはずである。
現在の体制では 野党の政策が優先される流れになっている。
野党の政策がわるいわけではない。
今回の国民民主の103万円の壁もぜひ実現させたい。
だが 野党の政策ばかりやっていると 自民党の保守としての存在価値がなくなる。
たとえ 自公が夏の衆参同日選挙打って出て 負けてもいいではないか。
政権交代して それが民主主義である。
政権を奪われたら つぎに政権をとり返せばいい。
それくらいのハラをもたなければ政治はできない。
妥協ばかりしていて よい政治ができるはずはない。
石破が口にしている独立自尊の政治をおこなうには 外交面ではとくにそうだが 保守政治を確立しなければならない。
自民党は 夏の衆参同日選挙に全力を投じて 自公政権を立て直してもらいたい。
下記のURLをクリックすると本ブログのYOUTUBE版(山本峯章チャンネル66)へ移動します
https://www.youtube.com/watch?v=KET42RzjjL0