2024年02月12日

 山本峯章チャンネル 苦言直言第12回

 ●韓国尹政権≠ニともに日米韓同盟の戦略的外交政策を打ち立てよ
 これまで、日韓関係が外交的にうまくいっていなかったのは、左翼が政権をとっていたからで、韓国が一方的に反日という感情論をふりまわして日韓関係がうまくゆくはずはなかった。
 保守のユン・ソンニョル(尹錫悦)が政権をとって、停滞していた日韓の政治の流れが一挙にかわった。この潮流の変化をとらえて、日韓の新時代を築き上げるために日本にもとめられるのは戦略的外交で、その先に見えるのが日米韓の三国でむすぶ安全保障条約である。
 
 これまでの日韓関係は、戦場売春婦(従軍慰安婦は存在しない)問題や徴用工問題に足をひっぱられて前向きな外交が語られることがなかった。
 戦場売春婦問題や徴用工問題は、韓国の政府が財団をつくって、そこで保障問題を処理することになった。
 ところが、韓国の最高裁が、個人の補償金を日本の企業が払えという新しい判決をだした。
 韓国の司法が、日本と新しい時代をつくろうとしているユン(尹)新政権にノーとイチャモンをつけたのである。
 徴用工問題で抵抗しているのは左翼で、 これに司法が加担した。
 おかしな国だネこの国は! なにをきめてもひっくり返る。
 韓国人の最大の欠点は感情に走りやすいことである。
 かつて、記者会見の場で、東亜日報の記者から鉛筆を投げつけられたことがあった。
 現在、ユン(尹)政権と日本の関係がわるくないのは、感情がおさえられているからである。
 ユン政権が親日的というわけではない。なかには反日派もいるが、ユン政権には感情をおさえる理性の力があって、国家理性を政治の根幹にすえることができる。
 どうすれば韓国がよくなるか。韓国国民のためになるか。日本とどのようにつきあえばよいのかを考える理性の力がある。
 感情むきだしだった前政権は、左翼によるコドモの政治で、北朝鮮ともつながっていた。
 だが、理性の力で感情をおさえることができるユン政権にはオトナの政治が期待できる。
 ユン政権は、任期残りのあと2年のあいだに保守政権の基盤を固める必要がある。
 日本は、韓国に戦略的な外交をすすめて、ユン政権を積極的にささえるべきだろう。
 内政干渉にならなければどんな積極外交もゆるされる。
 韓国の逆戻りを避けるためのも、思い切った外交戦略を打ち出すべきだ。
 次期も保守が政権をとれば、延べ10年である。10年ひと昔、10歳の子が20歳になる。教育による反日感情もうすれてゆくだろう。
 だが、次の5年間、感情でしかモノがいえない左翼が政権をとったら、韓国は、反日で国家まとめる過去に逆もどり。
 日本に外交戦略というものがあるならこういう場面でこそそれを発揮すべきだろう。
 韓国という国は軍事大国で、来年は、世界の第4位にはいってくる。
 経済力も10位に入って、一方、日本は落ちるだけである。
 韓国は、安全保障上のパートナーとして大事な国で、地政学的にも、中国大陸と朝鮮半島、日本列島は隣接している。
 日米安保を、将来、日米韓の三国同盟にもってゆくようなハラをもった政治家がでてこなければダメだ。
 感情むきだしだった韓国から理性ももった新しい韓国への脱皮させるために日本も戦略的な外交政策を考えなければならない。
 日本は、保守がもう一回政権をとれるような効果を念頭に入れた外交政策をとるべきなのである。
posted by office YM at 22:26| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする