過半数割れの自公連立政権の頼みの綱は国民民主党や維新との政策協定
2000万円問題がでてきて選挙情勢がガラリと変わった。
自民党が信を問われているのは政治とカネの問題だった。
野党も政治とカネの問題一本やりで 自民党を攻め立てて なに一つ政治目標や政策を挙げなかった。
ともかく 政治とカネのスキャンダルで攻めまくった。
共産党も 政治とカネの問題に先鞭をつけたのはわが党と主張した。
2000万円問題も わが党(赤旗)が最初に報道したと強調した。
この選挙は政治とカネの一本やりだったのである。
わたしはすくなくとも自公で過半数はいくと思っていた。
自由民主党は危機意識が乏しい 危機管理もまったくできていなかった。
政治とカネの問題で 共産党赤旗に叩かれて コリているはずだが なにも手を打たなかった。
リークのネタがどこからでたのか調べようともしていない。
内部告発なのか だれがリークしたのか?
自民党か危機管理に敏感だったら 2000万円問題はでてこなかったはずである。
公認をもらえなかった候補者にとつぜん2000万円が振り込まれた。
振りこまれた方も迷惑だったはずだ。
内部事情が外部にもれたには、内部告発があったからである。
かつて ロッキード事件のあとに グラマン事件〜日商岩井事件がおきた。
この事件も内部告発だった。
わたしが三通の海部メモを入手して 東京タイムスの斉藤君とともに 社会党の大出俊議員をとおして国会にだした。
そして 海部八郎副社長は懲役刑 島田常務の自殺という事態にいたった。
グラマン事件 日商岩井事件は 当時 大事件として騒がれた。
ところが 政治家は 全員 時効で罪を免れた。
日韓疑惑事件も わたしが世に出した。
大蔵省メモといわれるもので これも内部告発だった。
日韓疑惑も 日韓癒着をあばきだす大事件だった。
大きな疑獄事件みな内部告発〜リーク 密告から発覚する。
自民党は 共産党赤旗が政治とカネの問題を取り上げたとき 党内の危機管理を強化すべきだった。
党の危機管理もできないようでは 国家の危機管理ができるはずはない。
したがって スパイ防止法もできない。過半数をもっていてもできなかったスパイ防止法は 半数を割った現在ではますます不可能である。
自公過半数割れの状況のなかで石破下ろしの話がでてきた。
だが 石破下ろしは そうかんたんにはいかない。
石破を下ろしてその後どうするのか。
加藤勝信(財務大臣)をもってこようとするのか菅や岸田の考えである。
前回の総裁選のナンバー2は高市だった。
だが 菅や岸田は反高市でこりかたまっている。
これに対抗すのが高市を支援する麻生と茂木 萩生田ら旧安倍派で 高市支援には かれらの政治生命がかかっている
菅と岸田 麻生と茂木 萩生田ら旧安倍派が争うと かつての「大平・福田の40日抗争」の再来になってしまう。
その意味でも石破下ろしはないだろう。
石破内閣は過半数の233議席がないので どこかと組まなければならない。
部分連合やパーシャル連合 政策協定などが取り沙汰されている。
石破内閣が組むのは野田(立憲民主党)ではないかという意見もある。
野田と組む可能性はないだろう。
野田がさかんに主張していたのは増税で 課税対象は600兆にのぼる企業の内部留保である。
財界寄りの自民党はこの政策にのれない。
たとえ政策協定ができても 半数がマルキストの立憲民主党とは連立は組めない。
連立は長期間にわたるのでかならず破綻が生じる。
維新は独特の信条をもった政党で 公明党と与党を組んでいる自民党と手をむすぶとは考えられない。
可能性があるのは 玉木の国民民主党で 今回の選挙で議員が解散時の4倍にもふえた。
なぜそんなに増えたかといえば わかりやすい政策が国民の共感をえたからである。
手取りをふやすという。どうすれば手取りがふえるのか。減税や補助金などがこれにあたる。
生活に密着した政策を打ち出したのが国民民主党の最大の勝因だった。
石破は国民民主党とは組みやすい。
可能性としては国民民主がいちばん高い。
だが 1回目の首班指名では 各党とも自党の党首の名を書くだろう。
自民党も立憲民主党も 根回しをやっているはずである。
2回目で国民民主党は 自民党に票を投じるだろう。
といっても 連立ということにはならない。
政策協定やパーシャル連合で話し合いがすすむはずである。
そのほうが 立憲民主党と組むよりは はるかに無難だろう。
維新も政策協定ならのってくる。
国民民主と維新の協力をえて石破政権は生きのびてゆくはずである。
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https://www.youtube.com/watch?v=xJvlo4uE0Bw
2024年10月31日
2024年10月24日
山本峯章チャンネル 苦言直言第48回
ウソつきの二枚舌 裏切りと手のひら返しの石破に日本の政治をあずけた大悲劇!
石破茂が首班指名選挙で選出されて102代内閣総理大臣になった。
わたしが石破をダメと思うのは平気で二枚舌を使うからである。
政治に理想論や空想論をもちこんで その齟齬が ウソや二枚舌につながっているのである。
自民党になかで党内野党をやっているときは大きな問題にならなかった。
だが 総理大臣となった現在 そういうモラルのない態度はゆるされない。
石破はアメリカのシンクタンクに投稿して 日米の関係は日英のような強固な関係になるべきと主張している。
そして日米と対等な関係を構築するという(憲法で自衛権を放棄しているような国が軍事超大国のアメリカと対等になれると思っているのか)
アメリカと英国は かつて 親子や兄弟で、血がつながっている。血は水よりも濃しで 英米は血縁関係にある。
異人種の日本とアメリカのあいだで アメリカと英国のようなあうんの呼吸ができるはずはない。
かつてうまくいっていた日英同盟をこわしたのはアメリカではかったか。
石破のアメリカにたいする意識は甘いといわざるをえない。
日米関係の歴史は長いが アメリカの日本にたいする差別意識は昔から根強いものがあった。イエローモンキーということばもあった。
戦後 アメリカに二度と逆らえない弱小国にしようとした。
工業力をもたない農業国にしようとしたのだった。
ところが中国革命や朝鮮戦争はおきて 世界は共産化にむかってうごきはじめた。
日本でも革命の危機が迫った。
軍隊でこれを抑えようにも アメリカは 日本に憲法9条をおしつけて軍隊をもてない弱小国にしてしまった。
そこでアメリカは 共産革命を防ぐため警察予備隊をつくって治安にあたらせた。
昭和27年に独立してその警察予備隊が保安隊になった。
そして昭和29年 吉田茂が自衛隊法を成立させた。
ところが肝心の憲法は変えなかった。
安保条約も サンフランシスコ条約調印の折りに ここにサインしろといわれて 吉田がじぶんの一存で調印したもので 一種の不平等条約だった
旧安保には アメリカが日本をまもると書いていなかったばかりか 日本のどこにでも基地がつくれるというまるで属国扱いだった。
条文は すでにつくってあって、吉田茂はサインしただけだったのだ。
それを大幅に改正させたのが60年安保で わたしも賛成派として闘争に参加した。
60年の新安保でも 片務性は残った。
その片務性を双務性に一歩近づけたのが安倍の安保法制だった。
石破はその安保条約を変えるという。
そんなかんたんいきますか?
われわれは30年代どれほど苦労をしたことか。
新島闘争に勝って それから安保闘争にくわわったが 60年安保で 多くのひとが傷ついた。
そして ここから思想の混乱とテロの連鎖がおきた。
日本が右と左に分かれて 革命前夜の様相を呈したのだった。
日米安保は10年ごとに自動延長される。
石破がいうようにかんたんには変更できない仕組みになっている。
石破は不可能なことを平気で口にする軽薄な男で アジア版NATOがその典型である。
アジア版NATOにインドが インドネシアが入るだろうか? タイは入るだろうか? タイは南アジアが西欧の植民地になっても独立をまもった独立心の旺盛な国である。外交上手なタイが中国を敵に回すはずはない。
グローバルサウスは非同盟中立をまもるだろう。冷戦構造のなかでもグローバルサウスは非同盟中立をまもってきた。いまさら中国につく アメリカにつくなどということはやるはずがない。
石破はできそうになことを平気で口にするクセがある。
だから二枚舌とかウソつきだといわれる。
理想を語るのはよいが 石破は一国に首相なので ウソや空想を語ってはならない。
石破がウソをつくのは 現実と夢想の区別がつかないからで 石破の裏切りと二枚舌 ウソと手のひら返しによって 日本は世界現実から離れて石破とともに沈没してしまいねない。
日米地位協定やアジア安保の問題でも 問われるのは日本の主権というリアリズムである。
戦後80年 吉田がつくった対米依存の甘えの構造から抜け出して リアリズムのある一人前の国になるのは 憲法を改正して 主権をとりもどすほかない。
石破は憲法改正を前から唱えていた。
憲法改正を石破内閣の一仕事としてぜひやってもらいたい。
憲法改正すれば 国家のリアリズムが回復して 多くのことが実現できる。
戦後80年 ないがしろにされてきた国家の基本 国家の基本を修正できる。
その意味でも 憲法改正がぜったいに必要なのである。
下記のURLをクリックすると本ブログのYOUTUBE版(山本峯章チャンネル48)へ移動します
https://www.youtube.com/watch?v=LCB1TVcfwTA
石破茂が首班指名選挙で選出されて102代内閣総理大臣になった。
わたしが石破をダメと思うのは平気で二枚舌を使うからである。
政治に理想論や空想論をもちこんで その齟齬が ウソや二枚舌につながっているのである。
自民党になかで党内野党をやっているときは大きな問題にならなかった。
だが 総理大臣となった現在 そういうモラルのない態度はゆるされない。
石破はアメリカのシンクタンクに投稿して 日米の関係は日英のような強固な関係になるべきと主張している。
そして日米と対等な関係を構築するという(憲法で自衛権を放棄しているような国が軍事超大国のアメリカと対等になれると思っているのか)
アメリカと英国は かつて 親子や兄弟で、血がつながっている。血は水よりも濃しで 英米は血縁関係にある。
異人種の日本とアメリカのあいだで アメリカと英国のようなあうんの呼吸ができるはずはない。
かつてうまくいっていた日英同盟をこわしたのはアメリカではかったか。
石破のアメリカにたいする意識は甘いといわざるをえない。
日米関係の歴史は長いが アメリカの日本にたいする差別意識は昔から根強いものがあった。イエローモンキーということばもあった。
戦後 アメリカに二度と逆らえない弱小国にしようとした。
工業力をもたない農業国にしようとしたのだった。
ところが中国革命や朝鮮戦争はおきて 世界は共産化にむかってうごきはじめた。
日本でも革命の危機が迫った。
軍隊でこれを抑えようにも アメリカは 日本に憲法9条をおしつけて軍隊をもてない弱小国にしてしまった。
そこでアメリカは 共産革命を防ぐため警察予備隊をつくって治安にあたらせた。
昭和27年に独立してその警察予備隊が保安隊になった。
そして昭和29年 吉田茂が自衛隊法を成立させた。
ところが肝心の憲法は変えなかった。
安保条約も サンフランシスコ条約調印の折りに ここにサインしろといわれて 吉田がじぶんの一存で調印したもので 一種の不平等条約だった
旧安保には アメリカが日本をまもると書いていなかったばかりか 日本のどこにでも基地がつくれるというまるで属国扱いだった。
条文は すでにつくってあって、吉田茂はサインしただけだったのだ。
それを大幅に改正させたのが60年安保で わたしも賛成派として闘争に参加した。
60年の新安保でも 片務性は残った。
その片務性を双務性に一歩近づけたのが安倍の安保法制だった。
石破はその安保条約を変えるという。
そんなかんたんいきますか?
われわれは30年代どれほど苦労をしたことか。
新島闘争に勝って それから安保闘争にくわわったが 60年安保で 多くのひとが傷ついた。
そして ここから思想の混乱とテロの連鎖がおきた。
日本が右と左に分かれて 革命前夜の様相を呈したのだった。
日米安保は10年ごとに自動延長される。
石破がいうようにかんたんには変更できない仕組みになっている。
石破は不可能なことを平気で口にする軽薄な男で アジア版NATOがその典型である。
アジア版NATOにインドが インドネシアが入るだろうか? タイは入るだろうか? タイは南アジアが西欧の植民地になっても独立をまもった独立心の旺盛な国である。外交上手なタイが中国を敵に回すはずはない。
グローバルサウスは非同盟中立をまもるだろう。冷戦構造のなかでもグローバルサウスは非同盟中立をまもってきた。いまさら中国につく アメリカにつくなどということはやるはずがない。
石破はできそうになことを平気で口にするクセがある。
だから二枚舌とかウソつきだといわれる。
理想を語るのはよいが 石破は一国に首相なので ウソや空想を語ってはならない。
石破がウソをつくのは 現実と夢想の区別がつかないからで 石破の裏切りと二枚舌 ウソと手のひら返しによって 日本は世界現実から離れて石破とともに沈没してしまいねない。
日米地位協定やアジア安保の問題でも 問われるのは日本の主権というリアリズムである。
戦後80年 吉田がつくった対米依存の甘えの構造から抜け出して リアリズムのある一人前の国になるのは 憲法を改正して 主権をとりもどすほかない。
石破は憲法改正を前から唱えていた。
憲法改正を石破内閣の一仕事としてぜひやってもらいたい。
憲法改正すれば 国家のリアリズムが回復して 多くのことが実現できる。
戦後80年 ないがしろにされてきた国家の基本 国家の基本を修正できる。
その意味でも 憲法改正がぜったいに必要なのである。
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2024年10月18日
山本峯章チャンネル 苦言直言第47回
自公で過半数確保も 安倍派を切り捨てた石破自民党が分裂の危機!
10月27日に投開票となる衆議院選挙の焦点は 自公で過半数(233議席)をとれるか否かにある。
結論からいえば わたしは過半数をとれると思う。
選挙前 自民党はむずかしい局面に立たされていた。
カネと政治の問題〜マスコミがいう裏金議員を公認するかしないか 比例との重複をどうするか 党内でもめていた。
結論が出ない段階で 自民党が過半数をとれるかどうか危うい状況にあった。
岸田は非公認 森山は候補者全員を公認する姿勢だったが 石破が非公認を決断した。
その結果 自民党への逆風がやわらいで 自公過半数の可能性が濃厚になった。
12人の非公認のうち今回立候補するのが9人で 34人が比例との重複をみとめられなかった。
比例との重複をみとめられなかった安倍派から怨嗟の声がふきだしたのは当然だった。
自民党の右派と左派は対立するものの 最終的には解消されてきた。
だが 今回の亀裂は かんたんには解消できそうにない。
こんどの衆院選挙で 自公あわせて257〜8議席ほどいくと思う。
そうなれば 安定過半数である。
その意味でわたしはそう心配はしていない。
心配なのは 選挙後 自民党がかつてのように団結して一枚岩になれるか否かである。
わたしは 主流派と反主流派のミゾが深くなると踏んでいる。
石破と岸田 菅と小泉の主流派にたいして 麻生や茂木 旧安倍派が反主流派となる。
問題は 旧安倍派から新しいリーダーがでてくるか否かである。
怨念がからむ党派のまとめ役とあって大任である。
公認もれの安倍派9人の候補者のうち何人かが当選してくる。
その当選者なら安倍派をまとめきれる。
旧安倍派は 派閥ではなく保守派のグループである。
麻生派と茂木派 旧安倍派グループが反主流派を形成する
自民党右派である。
すでに主流派が左派革新 反主流派が右派保守という色分けができている。
選挙公約のなかで石破は夫婦別姓を唱えて 左派の旗色を鮮明にしている。
左派と右派の対立軸がすでにできているのである。
したがって 自民党の運営はむずかしいものになる
石破は 夢見るユメコさんで 現実を見ることができない。
左右に分裂した自民党をまとめる手腕などない。
高市さんに全国から応援依頼が殺到しているという。
高市さんには 人脈を広げるよいチャンスだろう。
高市さんは 政策はすぐれているが 人付き合いに難点があるといわれる。
選挙の借りは選挙で返すという。
高市さんは 公認はもらったが比例重複から外された候補者の応援に回って おおいに貸しをつくるべきだ。
高市さんが来てくれれば借りになる。
高市さんの応援で当選してくれば 高市さんの支援者になってくれるはずである。
高市さんのような保守のかたまりのようなひとが総裁選に立てば 応援をうけた議員が支援してくれる。
自民党保守派にとって大きな追い風である。
前回は20人の推薦者をえるのに苦労した。
だが 次回は それほど苦労しなくともすむ。
高市さんはじぶんの選挙区よりも 比例との重複をみとめられなかった旧安倍派の応援に回るべきである。
今回の選挙で 非公認と比例との重複をみとめられなかった40数名の安倍派が高市支持に回れば 保守自民党再生の大きなバネになる。
公明党は28〜9議席とれるだろう。自民党は単独で過半数はとれないが 220から230に近くには届くだろう。
自公あわせて250〜258程度か。
議席より問題なのは今後の自民党の運営である。
石破は 従来 一匹オオカミで 党内野党といわれてきた。
理想論や空想ばかりで 夢見るユメコさんを だれも相手にしなかった。
石破は空論壁から抜け出て リアリティをもたなければならない。
石破がその壁をどうのりこえてゆくか。
自民党に主流派と反主流派のミゾはきわめて深い。
時間とともに対立が解消されるのがこれまでの自民党だったが 今回は深い恨みが残っている。
麻生と茂木、旧安倍グループは 強固な反主流派をつくるべきだが 旧安倍派クループをまとめる人材がでてくるであろうか。
安倍派の中心だった議員が非公認あるいは比例重複を外されて 当落線上ぎりぎりのところにいる。
石破と岸田 菅と小泉ら主流派にたいする麻生と茂木、旧安倍ら反主流派の怨念はかんたんには消えそうにない。
自民党分裂の危機が目前に迫っているのである。
下記のURLをクリックすると本ブログのYOUTUBE版(山本峯章チャンネル47)へ移動します
https://www.youtube.com/watch?v=lbHdnZxEMBA
10月27日に投開票となる衆議院選挙の焦点は 自公で過半数(233議席)をとれるか否かにある。
結論からいえば わたしは過半数をとれると思う。
選挙前 自民党はむずかしい局面に立たされていた。
カネと政治の問題〜マスコミがいう裏金議員を公認するかしないか 比例との重複をどうするか 党内でもめていた。
結論が出ない段階で 自民党が過半数をとれるかどうか危うい状況にあった。
岸田は非公認 森山は候補者全員を公認する姿勢だったが 石破が非公認を決断した。
その結果 自民党への逆風がやわらいで 自公過半数の可能性が濃厚になった。
12人の非公認のうち今回立候補するのが9人で 34人が比例との重複をみとめられなかった。
比例との重複をみとめられなかった安倍派から怨嗟の声がふきだしたのは当然だった。
自民党の右派と左派は対立するものの 最終的には解消されてきた。
だが 今回の亀裂は かんたんには解消できそうにない。
こんどの衆院選挙で 自公あわせて257〜8議席ほどいくと思う。
そうなれば 安定過半数である。
その意味でわたしはそう心配はしていない。
心配なのは 選挙後 自民党がかつてのように団結して一枚岩になれるか否かである。
わたしは 主流派と反主流派のミゾが深くなると踏んでいる。
石破と岸田 菅と小泉の主流派にたいして 麻生や茂木 旧安倍派が反主流派となる。
問題は 旧安倍派から新しいリーダーがでてくるか否かである。
怨念がからむ党派のまとめ役とあって大任である。
公認もれの安倍派9人の候補者のうち何人かが当選してくる。
その当選者なら安倍派をまとめきれる。
旧安倍派は 派閥ではなく保守派のグループである。
麻生派と茂木派 旧安倍派グループが反主流派を形成する
自民党右派である。
すでに主流派が左派革新 反主流派が右派保守という色分けができている。
選挙公約のなかで石破は夫婦別姓を唱えて 左派の旗色を鮮明にしている。
左派と右派の対立軸がすでにできているのである。
したがって 自民党の運営はむずかしいものになる
石破は 夢見るユメコさんで 現実を見ることができない。
左右に分裂した自民党をまとめる手腕などない。
高市さんに全国から応援依頼が殺到しているという。
高市さんには 人脈を広げるよいチャンスだろう。
高市さんは 政策はすぐれているが 人付き合いに難点があるといわれる。
選挙の借りは選挙で返すという。
高市さんは 公認はもらったが比例重複から外された候補者の応援に回って おおいに貸しをつくるべきだ。
高市さんが来てくれれば借りになる。
高市さんの応援で当選してくれば 高市さんの支援者になってくれるはずである。
高市さんのような保守のかたまりのようなひとが総裁選に立てば 応援をうけた議員が支援してくれる。
自民党保守派にとって大きな追い風である。
前回は20人の推薦者をえるのに苦労した。
だが 次回は それほど苦労しなくともすむ。
高市さんはじぶんの選挙区よりも 比例との重複をみとめられなかった旧安倍派の応援に回るべきである。
今回の選挙で 非公認と比例との重複をみとめられなかった40数名の安倍派が高市支持に回れば 保守自民党再生の大きなバネになる。
公明党は28〜9議席とれるだろう。自民党は単独で過半数はとれないが 220から230に近くには届くだろう。
自公あわせて250〜258程度か。
議席より問題なのは今後の自民党の運営である。
石破は 従来 一匹オオカミで 党内野党といわれてきた。
理想論や空想ばかりで 夢見るユメコさんを だれも相手にしなかった。
石破は空論壁から抜け出て リアリティをもたなければならない。
石破がその壁をどうのりこえてゆくか。
自民党に主流派と反主流派のミゾはきわめて深い。
時間とともに対立が解消されるのがこれまでの自民党だったが 今回は深い恨みが残っている。
麻生と茂木、旧安倍グループは 強固な反主流派をつくるべきだが 旧安倍派クループをまとめる人材がでてくるであろうか。
安倍派の中心だった議員が非公認あるいは比例重複を外されて 当落線上ぎりぎりのところにいる。
石破と岸田 菅と小泉ら主流派にたいする麻生と茂木、旧安倍ら反主流派の怨念はかんたんには消えそうにない。
自民党分裂の危機が目前に迫っているのである。
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2024年10月09日
山本峯章チャンネル 苦言直言第46回
国防軍創設と9条改正はウソ? 裏切りと二枚舌が石破の本性!
石破内閣が発足した。わたしは 総裁選のなかで 石破の憲法改正論がいつでてくるのか注目していた。とくに9条改正はどうなるのか。
石破は以前より国防軍をつくると主張してきた。
石破の政策にはあまり賛成できないが 国防軍については期待している。ぜひやっていただきたい。
だが 石破は 総裁選で憲法改正や憲法九条に一言もふれなかった。
1955年に自由民主党と社会党の二大政党による55年体制が成立した。
そのとき自民党が党是としてきめた憲法改正がいまだに実行されていない。
当初、憲法改正ではなく 自主憲法制定だった。
いつのまにか憲法改正にかわってしまった。
それから70年の歳月がたった。
安倍さんが60年かけてやっと国民投票法案を成立させた。
安倍さんならいけるなと思っていたがうまくすすまなかった。
岸田も任期中にかならず憲法改正をやるといった。
だが 政治とカネの問題で なにもできなかった。
それ以前から石破は 憲法を改正して国防軍をつくるといってきた。
今回の総裁選でそれがでてくるかなと思っていた。
夫婦別姓はでてきたが 憲法改正や国防軍は一言もでてこなかった。
このヒトだいじょうぶかいな。
日米の地位協定の改定など いっていることは勇ましい。
アメリカが日本を対等に見ていると思うのはおおまちがい。
アメリカは日本を属国としてしかみていない。
きれいごとをいってもダメ。アメリカはそう思っている。
アメリカの国内に自衛隊の基地をつくって そこで隊員の訓練をするという。
そしてそこで地位協定の合意をとりつけるという。
アメリカが日本の要望を拒んだ場合 日本はアメリカの要求をうけいれているといって アメリカに日本の要求をうけいれさせる。
そんなことが本当にできますか。
とんでもないことで そんなことはできっこない。
憲法9条も改正できず 自衛隊を法的に位置づけられない。
自衛隊の地位を国際法のなかで ちょろちょろやってごまかしている。
憲法学者は 自衛隊は憲法違反だと叫んでいる。
この国をまもっているのはアメリカじゃないか。
甘ったれているのは日本 甘えの構造にハマっている。
戦後の吉田茂から現在にいたるまで 甘えの構造がいまだ直らない。
安倍さんが甘えの構造を修正して 岸田がアメリカのいうとおりにやって 安倍路線をひきついだ。
石破が憲法改正や国防軍創設ができたらすごい総理大臣になる。
だが嘘つき石破にできるはずはない。
アメリカはそんな甘くない。
米軍基地の問題でも イタリアやドイツは管理権をもっている。
したがって 米軍基地にイタリアやドイツの国内法がはたらく。
日本の場合 米軍基地内は治外法権なので 日本の法律がおよばない。
同じ敗戦国でも基本的に大きなちがいがある。
イタリアは憲法を15回 ドイツにいたっては憲法を60数回かえて主権を回復している。
一方、日本は 反米を叫びながらアメリカにすがって安全保障はアメリカまかせ。憲法9条の改正もやろうとしない。
9条改正をいうとアイツは右だ 極右だと批判される。
じぶんの国の安全保障を憲法で否定して どうやって国際社会に適応してゆくつもりなのか。
安倍さんが国民投票法案をとおして 憲法改正というところまできていた。
だが憲法改正はできなかった。岸田もできなかった。石破は憲法改正をやるといってきた。
石破さんあなた本当に憲法改正をやりますね。やってくださいよ。
70年も前に党是として憲法改正を謳いながら自民党は手をつけられなかった。
ラクなほうへ逃げてきた。そして悪口をいってきたアメリカに頼ってきた。そんなことだから アメリカに支配されるのである。
日本は完全にアメリカ支配のもとにある。
日本人は甘えの構造にどっぷり浸かってきた。
吉田茂の「いいじゃないか アメリカがただでまもってくれるというのだから」というアメリカ依存から抜け出さなければダメだ。
それには 国家主権を確立させることである。
石破はいままでエラソーなことをいってきた。
憲法の改正と国軍の創設をぜひおねがいしたい。
下記のURLをクリックすると本ブログのYOUTUBE版(山本峯章チャンネル46)へ移動します
https://www.youtube.com/watch?v=uwU0vyQPg1E
石破内閣が発足した。わたしは 総裁選のなかで 石破の憲法改正論がいつでてくるのか注目していた。とくに9条改正はどうなるのか。
石破は以前より国防軍をつくると主張してきた。
石破の政策にはあまり賛成できないが 国防軍については期待している。ぜひやっていただきたい。
だが 石破は 総裁選で憲法改正や憲法九条に一言もふれなかった。
1955年に自由民主党と社会党の二大政党による55年体制が成立した。
そのとき自民党が党是としてきめた憲法改正がいまだに実行されていない。
当初、憲法改正ではなく 自主憲法制定だった。
いつのまにか憲法改正にかわってしまった。
それから70年の歳月がたった。
安倍さんが60年かけてやっと国民投票法案を成立させた。
安倍さんならいけるなと思っていたがうまくすすまなかった。
岸田も任期中にかならず憲法改正をやるといった。
だが 政治とカネの問題で なにもできなかった。
それ以前から石破は 憲法を改正して国防軍をつくるといってきた。
今回の総裁選でそれがでてくるかなと思っていた。
夫婦別姓はでてきたが 憲法改正や国防軍は一言もでてこなかった。
このヒトだいじょうぶかいな。
日米の地位協定の改定など いっていることは勇ましい。
アメリカが日本を対等に見ていると思うのはおおまちがい。
アメリカは日本を属国としてしかみていない。
きれいごとをいってもダメ。アメリカはそう思っている。
アメリカの国内に自衛隊の基地をつくって そこで隊員の訓練をするという。
そしてそこで地位協定の合意をとりつけるという。
アメリカが日本の要望を拒んだ場合 日本はアメリカの要求をうけいれているといって アメリカに日本の要求をうけいれさせる。
そんなことが本当にできますか。
とんでもないことで そんなことはできっこない。
憲法9条も改正できず 自衛隊を法的に位置づけられない。
自衛隊の地位を国際法のなかで ちょろちょろやってごまかしている。
憲法学者は 自衛隊は憲法違反だと叫んでいる。
この国をまもっているのはアメリカじゃないか。
甘ったれているのは日本 甘えの構造にハマっている。
戦後の吉田茂から現在にいたるまで 甘えの構造がいまだ直らない。
安倍さんが甘えの構造を修正して 岸田がアメリカのいうとおりにやって 安倍路線をひきついだ。
石破が憲法改正や国防軍創設ができたらすごい総理大臣になる。
だが嘘つき石破にできるはずはない。
アメリカはそんな甘くない。
米軍基地の問題でも イタリアやドイツは管理権をもっている。
したがって 米軍基地にイタリアやドイツの国内法がはたらく。
日本の場合 米軍基地内は治外法権なので 日本の法律がおよばない。
同じ敗戦国でも基本的に大きなちがいがある。
イタリアは憲法を15回 ドイツにいたっては憲法を60数回かえて主権を回復している。
一方、日本は 反米を叫びながらアメリカにすがって安全保障はアメリカまかせ。憲法9条の改正もやろうとしない。
9条改正をいうとアイツは右だ 極右だと批判される。
じぶんの国の安全保障を憲法で否定して どうやって国際社会に適応してゆくつもりなのか。
安倍さんが国民投票法案をとおして 憲法改正というところまできていた。
だが憲法改正はできなかった。岸田もできなかった。石破は憲法改正をやるといってきた。
石破さんあなた本当に憲法改正をやりますね。やってくださいよ。
70年も前に党是として憲法改正を謳いながら自民党は手をつけられなかった。
ラクなほうへ逃げてきた。そして悪口をいってきたアメリカに頼ってきた。そんなことだから アメリカに支配されるのである。
日本は完全にアメリカ支配のもとにある。
日本人は甘えの構造にどっぷり浸かってきた。
吉田茂の「いいじゃないか アメリカがただでまもってくれるというのだから」というアメリカ依存から抜け出さなければダメだ。
それには 国家主権を確立させることである。
石破はいままでエラソーなことをいってきた。
憲法の改正と国軍の創設をぜひおねがいしたい。
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2024年10月06日
山本峯章チャンネル 苦言直言第45回
石破の「アジア版NATO」は安倍晋三元首相の「アジア太平洋構想」をぶちこわすことを目的にした政治工作だった!
石破がアジア版NATOをつくるといっている。
わたしも 昔、アジア版NATOをつくれば アセアンはうまくいくのではないかと思ったことがあった。
わたしはアセアンに友人が多い。エライさんも多く識っている。
かれらは アジア版NATO構想にはのってこようとしなかった。
中国と対立関係になるのをおそれたからである。
なぜ石破は アジア版NATOをもちだしたのであろうか。
安倍さんが苦労して立ち上げたインド太平洋構想をつぶすためである。
石破のアジア版NATOは 安倍さんのアジア安保構想=インド太平洋構想への挑戦だったのである。
敵に寝返って 味方の背中を撃ってきた裏切り石破≠フ本領発揮である。
アジア版NATOは もともと 実現が不可能である。
アジアの国々は政治的中立を望んでいるからである。
アジア版NATOが対象としているのは中国で 反中連盟となる。
アセアン10か国は 中国を仮想敵とするアジア版NATOに入ってこない。
反中国の立場をとらないアジアに アジア版NATOができるわけはない。
安倍さんのアジアの安全保障構想は アジア版NATOは無理という認識に立った上でのことだったのである。
フィリビンはインド太平洋構想のクワッド(日米豪印)」には入っていないが 軍事組織のスクワッド(日米豪比)にはくわわっている。
アジア安保は このスクワッドを充実させることに尽きる。
ベトナムは社会主義だが中国をきらっている。
ベトナムは南シナ海で石油を掘っている。組んだパートナーはロシアだった。
ベトナムがアメリカや日本と組んだら中国は黙っていない。
ロシアと組んだからおとなしくしている。
ベトナムは知恵と使って 中国を黙らせたのである。
アジアは軍事・外交的には中立で 経済でむびつくことをつくることを望んでいる。
アジア(アセアン10か国)のGDPが3兆ドルをこえて 日本のGDP500兆円にたいして350兆円と肉薄している。
アフリカや中米・南米などの発展途上国と比較して 大きくのびるのはアセアンとみられている。
アセアンが経済的に発展する要件の一つが政治的中立である。
アセアンは冷戦構造のなかでも非同盟中立を維持してきた。
現在も インド インドネシアは 非同盟中立という立場をたもっている。
アセアンが政治的中立を捨てて 中国を敵に回すということはありえない。
中国を仮想敵とするアジア版NATOは はじめから無理筋の話だったのである。
アジア経済は世界で5000万人といわれる華僑≠ェ実権をにぎっている。
アジア経済の中枢を牛耳っているのは華僑の二世、三世、四世である。
かれらは 他国のなかにコミュニティをつくって団結する。
そのコミュニティ(中華街)で通用するのはじぶんたちの国の言語や文化だ。
文化をまもりながら 入りこんだ国の経済を侵食してゆく。
その華僑の影響力がアジア全体におよんでいる。
華僑が勢力をもっているアジアの国々が反中国に走るだろうか?
現在 欧米の資本が一斉にアジアへむかっている。
マレーシアに半導体の工場が続々とできている。
マレーシアが政治的に安定しているからである。
日本もタイなどへ4000社以上が進出している。
戦後 インドをはじめアジアは非同盟中立をまもってきた。
アジアはアセアンだけではない。中央アジア5か国は親日国家だ。
かつてはロシアが支配して 現在は中国がくいこんでいる。
広大なアジア全体を反中国でまとめようとしてもムリがある。
アジア安保を アジア版NATOで統括できるわけはないが、石破は声高々にアジア版NATOを叫んでいる。
もっとも 石破の狙いは 安倍さんのインド太平洋構想を否定することにある。
菅さんは安倍政治を継承した。岸田政権も安倍さんの政治をひきついだ。
一方、石破は 安倍政治とりわけ外交防衛をひっくり返すことに情熱を傾けている。
安倍さんを国賊とよんだ村上誠一郎を総務相に起用して じぶんを推してくれた6人の議員を大臣に登用した。
幹事長に抜擢された森山裕は たたかいが終わったら仲良くやるのが自民党といったが、自民党は 今後 ますます分裂の度を深めてゆくだろう。
下記のURLをクリックすると本ブログのYOUTUBE版(山本峯章チャンネル45)へ移動します
https://www.youtube.com/watch?v=B4rF1rG4v3Q
石破がアジア版NATOをつくるといっている。
わたしも 昔、アジア版NATOをつくれば アセアンはうまくいくのではないかと思ったことがあった。
わたしはアセアンに友人が多い。エライさんも多く識っている。
かれらは アジア版NATO構想にはのってこようとしなかった。
中国と対立関係になるのをおそれたからである。
なぜ石破は アジア版NATOをもちだしたのであろうか。
安倍さんが苦労して立ち上げたインド太平洋構想をつぶすためである。
石破のアジア版NATOは 安倍さんのアジア安保構想=インド太平洋構想への挑戦だったのである。
敵に寝返って 味方の背中を撃ってきた裏切り石破≠フ本領発揮である。
アジア版NATOは もともと 実現が不可能である。
アジアの国々は政治的中立を望んでいるからである。
アジア版NATOが対象としているのは中国で 反中連盟となる。
アセアン10か国は 中国を仮想敵とするアジア版NATOに入ってこない。
反中国の立場をとらないアジアに アジア版NATOができるわけはない。
安倍さんのアジアの安全保障構想は アジア版NATOは無理という認識に立った上でのことだったのである。
フィリビンはインド太平洋構想のクワッド(日米豪印)」には入っていないが 軍事組織のスクワッド(日米豪比)にはくわわっている。
アジア安保は このスクワッドを充実させることに尽きる。
ベトナムは社会主義だが中国をきらっている。
ベトナムは南シナ海で石油を掘っている。組んだパートナーはロシアだった。
ベトナムがアメリカや日本と組んだら中国は黙っていない。
ロシアと組んだからおとなしくしている。
ベトナムは知恵と使って 中国を黙らせたのである。
アジアは軍事・外交的には中立で 経済でむびつくことをつくることを望んでいる。
アジア(アセアン10か国)のGDPが3兆ドルをこえて 日本のGDP500兆円にたいして350兆円と肉薄している。
アフリカや中米・南米などの発展途上国と比較して 大きくのびるのはアセアンとみられている。
アセアンが経済的に発展する要件の一つが政治的中立である。
アセアンは冷戦構造のなかでも非同盟中立を維持してきた。
現在も インド インドネシアは 非同盟中立という立場をたもっている。
アセアンが政治的中立を捨てて 中国を敵に回すということはありえない。
中国を仮想敵とするアジア版NATOは はじめから無理筋の話だったのである。
アジア経済は世界で5000万人といわれる華僑≠ェ実権をにぎっている。
アジア経済の中枢を牛耳っているのは華僑の二世、三世、四世である。
かれらは 他国のなかにコミュニティをつくって団結する。
そのコミュニティ(中華街)で通用するのはじぶんたちの国の言語や文化だ。
文化をまもりながら 入りこんだ国の経済を侵食してゆく。
その華僑の影響力がアジア全体におよんでいる。
華僑が勢力をもっているアジアの国々が反中国に走るだろうか?
現在 欧米の資本が一斉にアジアへむかっている。
マレーシアに半導体の工場が続々とできている。
マレーシアが政治的に安定しているからである。
日本もタイなどへ4000社以上が進出している。
戦後 インドをはじめアジアは非同盟中立をまもってきた。
アジアはアセアンだけではない。中央アジア5か国は親日国家だ。
かつてはロシアが支配して 現在は中国がくいこんでいる。
広大なアジア全体を反中国でまとめようとしてもムリがある。
アジア安保を アジア版NATOで統括できるわけはないが、石破は声高々にアジア版NATOを叫んでいる。
もっとも 石破の狙いは 安倍さんのインド太平洋構想を否定することにある。
菅さんは安倍政治を継承した。岸田政権も安倍さんの政治をひきついだ。
一方、石破は 安倍政治とりわけ外交防衛をひっくり返すことに情熱を傾けている。
安倍さんを国賊とよんだ村上誠一郎を総務相に起用して じぶんを推してくれた6人の議員を大臣に登用した。
幹事長に抜擢された森山裕は たたかいが終わったら仲良くやるのが自民党といったが、自民党は 今後 ますます分裂の度を深めてゆくだろう。
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2024年10月02日
山本峯章チャンネル 苦言直言第44回
「天皇が靖国神社に参拝できる環境をつくる」という石破の虚言は自民党の保守・右派をとりこむための天皇の政治利用だ
石破内閣が発足した。経済政策など内政は不透明だが、外交安保ではなかなか華々しいことをいっている。
日米地位協定の改善にもふみこむという。アメリカ国内に自衛隊の訓練所をつくるとなかなか勇ましい。アジア版NATOをやるともいった。はたしてできるかどうか。外交安保問題は別項で詳しく論じていこうと思う。
石破は 靖国神社問題で 天皇が親拝できる環境をつくるといった。
その前に問いたい。石破さんあなたは 靖国神社に行ったことがあるのか。
いままで一度も行ったことがないではないか。
天皇の靖国神社親拝の前に 日本の最高権力者 総理大臣として じぶんが先に参拝しなければならない。
総理大臣が参拝して 天皇親拝の道がひらかれる。
天皇への批判は絶対あってはならない。
それには まず総理大臣が参拝して 露払いをすべきだろう。
ところが 石破は 行くといわない。
それではなぜ天皇親拝を口にしたのか。
総裁選で右派保守派をとりこむためだった。
石破は そういうことに小知恵がはたらく男なのである。
これは 権力抗争における天皇の政治利用だ。
権力抗争に天皇を政治利用してはならない。
天皇の政治利用は明治維新からはじまった。
その結果が第二次大戦の敗戦だった。
天皇の戦争責任という問題もおきた。
政治に天皇を利用してはならない。
石破はとつぜん「天皇が親拝できる環境をつくる」といいだした。
これが高市だったらなんら不自然さはない。
高市には靖国参拝の実績がある。
だが石破は靖国神社にいったことがない。
石破はキリスト教信者という。
キリスト教の信者に 天皇を敬う気持ちや国家観があるだろうか。
このヒトは危ない!と思わざるをえない。
じぶんの政治的欲望をみたすためにどんな手でも使う。
げんに保守の票をえるために天皇も利用した。
今回の総裁選では 自民党の左派と右派が完全に断絶した
高市を 行きすぎた保守と批判して 悪役に仕立てた。
自民党は保守政党ではないか。
保守とは歴史や伝統 自国の文化や価値観を重んじることである。
長い歴史がつちかってきた価値観を重んじることである。
その意味で 石破は 保守主義者ではなく革新派である。
鶴田浩二という俳優がいた。わたしとは仲がよかった。かれは合間をみて戦没者の遺骨収集をやっていた。かれは学徒動員だった。オレは特攻隊の生き残りというのが口癖だった。戦争が長引いていたらオレも終わりだったともいっていた。
多くの青年たちがこの国のために 父や母 妹や弟のために死んでいった。じぶんが犠牲になることによって 日本人がしあわせになることができればよいという思想のもとで死んでいった。天皇陛下バンザイといって あるいはおかーさんといって死んでいった。
多くの青年学徒あるいは一般の兵士が日本のために死んでいった。
靖国神社は その英霊たちの魂がねむっている聖地である。
その魂が祀られている靖国神社や天皇を政治利用してはならない。
わたしは石破にたいしてつよい不信感をもっている。
今後、自由民主党は二つに割れるだろう。二派が分離独立するということではなく 深い亀裂が入って修復ができそうもないのだ。
今後 注意深く石破の動向をみてゆきたい。
下記のURLをクリックすると本ブログのYOUTUBE版(山本峯章チャンネル44)へ移動します
https://www.youtube.com/watch?v=GwdijIvP0vM
石破内閣が発足した。経済政策など内政は不透明だが、外交安保ではなかなか華々しいことをいっている。
日米地位協定の改善にもふみこむという。アメリカ国内に自衛隊の訓練所をつくるとなかなか勇ましい。アジア版NATOをやるともいった。はたしてできるかどうか。外交安保問題は別項で詳しく論じていこうと思う。
石破は 靖国神社問題で 天皇が親拝できる環境をつくるといった。
その前に問いたい。石破さんあなたは 靖国神社に行ったことがあるのか。
いままで一度も行ったことがないではないか。
天皇の靖国神社親拝の前に 日本の最高権力者 総理大臣として じぶんが先に参拝しなければならない。
総理大臣が参拝して 天皇親拝の道がひらかれる。
天皇への批判は絶対あってはならない。
それには まず総理大臣が参拝して 露払いをすべきだろう。
ところが 石破は 行くといわない。
それではなぜ天皇親拝を口にしたのか。
総裁選で右派保守派をとりこむためだった。
石破は そういうことに小知恵がはたらく男なのである。
これは 権力抗争における天皇の政治利用だ。
権力抗争に天皇を政治利用してはならない。
天皇の政治利用は明治維新からはじまった。
その結果が第二次大戦の敗戦だった。
天皇の戦争責任という問題もおきた。
政治に天皇を利用してはならない。
石破はとつぜん「天皇が親拝できる環境をつくる」といいだした。
これが高市だったらなんら不自然さはない。
高市には靖国参拝の実績がある。
だが石破は靖国神社にいったことがない。
石破はキリスト教信者という。
キリスト教の信者に 天皇を敬う気持ちや国家観があるだろうか。
このヒトは危ない!と思わざるをえない。
じぶんの政治的欲望をみたすためにどんな手でも使う。
げんに保守の票をえるために天皇も利用した。
今回の総裁選では 自民党の左派と右派が完全に断絶した
高市を 行きすぎた保守と批判して 悪役に仕立てた。
自民党は保守政党ではないか。
保守とは歴史や伝統 自国の文化や価値観を重んじることである。
長い歴史がつちかってきた価値観を重んじることである。
その意味で 石破は 保守主義者ではなく革新派である。
鶴田浩二という俳優がいた。わたしとは仲がよかった。かれは合間をみて戦没者の遺骨収集をやっていた。かれは学徒動員だった。オレは特攻隊の生き残りというのが口癖だった。戦争が長引いていたらオレも終わりだったともいっていた。
多くの青年たちがこの国のために 父や母 妹や弟のために死んでいった。じぶんが犠牲になることによって 日本人がしあわせになることができればよいという思想のもとで死んでいった。天皇陛下バンザイといって あるいはおかーさんといって死んでいった。
多くの青年学徒あるいは一般の兵士が日本のために死んでいった。
靖国神社は その英霊たちの魂がねむっている聖地である。
その魂が祀られている靖国神社や天皇を政治利用してはならない。
わたしは石破にたいしてつよい不信感をもっている。
今後、自由民主党は二つに割れるだろう。二派が分離独立するということではなく 深い亀裂が入って修復ができそうもないのだ。
今後 注意深く石破の動向をみてゆきたい。
下記のURLをクリックすると本ブログのYOUTUBE版(山本峯章チャンネル44)へ移動します
https://www.youtube.com/watch?v=GwdijIvP0vM