2024年11月07日

 山本峯章チャンネル 苦言直言第50回

 石破はアメリカにたいするつよい姿勢を崩すな! 吉か凶か? キリスト教という接点をもつトランプ大統領とクリスチャン石破の奇なる関係!
 石破がアジア版NATOや地域協定などアメリカに注文をつける姿勢をみせた。
 アメリカにモノ申す姿勢はいまにはじまったことではない。
 かつて石原慎太郎の「ノーと言える日本」が評判になった。
 わたしがこれをたいして「ノーと言える日本への反論」を著した。
 ノーという前に 憲法を改正して 日本を一人前の国にしなければならないという思いからだった。
 日米関係の改善はかんたんにできることではない。
 だが 注文をつけたことは評価したい。
 心配したのは あそこまで言ってしまうと アメリカ(CIA)からつぶされるのではないかということだった。
 イエロー革命の折り フィリッピンのマルコス元大統領と夫人のイメルダがハワイへ逃げた。
 その直後 マルコスはハワイで亡くなった。わたしはマルコスと付き合いがあったので ハワイへ飛んで 何回かテレビの取材もおこなった。サンデープロジェクトという番組だった
 そのさなか イメルダがマルコスの遺体をフィリピンへ移そうとする事件がもちあがった。わたしもその場に立ち会ったが このとき屈強な男たちがイメルダらの前に立ちはだかった。
 アメリカのCIAだった。マルコスの遺体をもって帰ると フィリピンで内乱がおきる。アキノ政権はまだ落ち着かない。ロイヤルグループが マルコスが帰ってきたとして気勢を上げて立ちあがりかねない。
 それを阻止するため CIAがマルコスの遺体をフィリピンに移動させようとするイメルダらの計画をねじふせたのである。
 アメリカは力ずくの国で 反米的なことを言うと圧力をかけてくる危険性がある。
 アメリカに逆らうと政権は長持ちしない。
 アメリカという国は 謀略国家で 甘い考えは通用しない。
 鳩山が総理のとき 米軍基地を県外かグアム島と申し入れて 相手にされず それが短命につながった。
 その鳩山が一つだけ国益にかなったことをやっている。
 アメリカは毎年 年次改革要望書というものを日本につきつけてくる。
 アメリカの企業が進出しやすいように大店舗法を導入させて 郵政改革では日本の300兆円郵便貯金をつぶして アメリカの金融経済に流入させた。
 アメリカの都合で日本の政治がうごかされる。
 かつて田中角栄がロッキード事件でやられたように鳩山もやられる可能性があった。
 案の定 鳩山内閣は アメリカにそっぽを向かれてつぶれた。
 石破も幻想論ばかりふりまいているとアメリカにつぶされかねない。
 自民党がダメなところは 鳩山がやめさせた年次改革要望書を再開したことだった。
 日本もアメリカに年次改革要望書を出すことができる。
 だが これまで一度も出したことがない。
 アメリカは日本につぎつぎと改革をもとめてくる。
 自民党はこれを拒絶できない。
 年次改革要望書の復活は自民党の対米従属の一つのあらわれである。
 石破の「アメリカと対等な関係になる」など ユメのまたユメだ。
 対等になりたいのであれば 憲法を改正して 自主自尊の主権国家にならなければならない。
 日本は いまもなお 吉田茂の対米従属政策をひきずっている。
 日本は 自己主張できる独立国家でなければならない。
 なにもかも妥協していては 国益を害するだけである。
 トランプと石破はクリスチャン(長老派)で両者には共通点がある。
 トランプが大統領になれば石破とうまくやれる可能性がある。
 一神教の西洋人と多神教の日本人では考え方がちがう。
 クリスチャンの西洋人は信仰に縛られる。
 日本人は宗教に縛られているわけではない。
 日本人とアメリカ人では考え方 価値観がちがう。
 だが 同じキリスト教 同じ宗派であるトランプと石破には共通点がある。
 トランプが大統領になったら 防衛費を上げろ もっと負担金を払えという話がでてくる。
 石破には トランプの要請をおさえる力はないだろうと思っていた。
 だが 石破は 宗教という分野で トランプと共通点をもっている。
 外交にかぎって それが好都合になることを わたしは期待する。

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posted by office YM at 00:16| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする