2017年06月20日

 万世一系と「女系天皇・女性宮家」@

 ●「左翼・反日」「新自由主義」「フェミニズム」の三大害悪
 自民党の船田元は衆院憲法審査会で「天皇の職務の助けになる」「女性天皇の道を開く」の二点を挙げて女性宮家の創設に賛意を示し、女系天皇についても肯定的な意見をのべた。
 自民党幹部は、議事録の残る審査会の場で皇室の伝統に否定的な意見をのべた船田に衝撃をうけたというが、今回の発言に伏線がなかったわけではない。
 船田は、2015年6月の衆院憲法審査会(安全保障関連法)の参考人質疑で、内定していた保守系の憲法学者・百地章を「色が付きすぎている」という理由で退け、集団的自衛権の行使に批判的な「国民安保法制懇」の長谷部恭男早稲田大教授を推薦するチョンボを犯して、憲法改正推進本部長をクビになっている。
 自民党側の参考人が安倍政権のすすめる安保法制に反対意見をのべる「オウンゴール」となったからだった。
 学校教材に「教育勅語」の使用を認めた政府答弁にも批判的で、憲法改正にいたっては、野党の意見を尊重すべしと公言して、自民党の改憲案を否定する始末である。

 船田は、かつて、閣僚をつとめる宮澤内閣に不信任決議案をつきつけて自民党をとびだし、新生党や新進党などで小沢一郎の側近をつとめたあと自民党に復党した男だが、言動が注目されてきたわりには政治家としての信条が見えてこない。
 一点だけはっきりしているのは、不倫関係から再婚した畑恵(元参院議員)と同様、フェミニズムの推進者ということで、夫婦別姓にも賛成している。
 このことから「女系天皇・女性宮家」ついての発言が男女同権(無差別)にもとづいているとかんたんに底が割れる。
 同審査会では、自民党の鬼木誠が「女系で継承すればちがう王朝になる」と反論し、旧宮家の皇籍復帰を主張したが、船田は意に介するふうもなかった。
 フェミニズムは、社会的・文化的性差(男性原理・女性原理)までも否定するからで、船田の頭のなかには女系も男系もないのである。

 国家防衛や国体護持、伝統や誇りなどが男性原理で、経済原理や原発などの国家的インフラ、愛国心などが女性原理である。
 国家は問答無用≠フこの二つの原理から成り立っている。
 その両方を否定するのがフェミニズム(ジェンダーフリー)で、その根拠となるのが合理主義(唯物論)≠ナある。
 合理主義とは、ことばで説明をつけることだが、世界をつくりあげているのは、ことばで説明がつかない不思議や奇異であって、ことばで説明がつくものは、共産主義と同様、インチキと相場がきまっている。
 民進党の北神圭朗は「世の中には合理性だけで割り切れないものがある。女系になれば皇統が歪められる。旧宮家復活などの可能性を探るべき」と正論を吐き、この日の衆院憲法審査会は、船田と北神のどちらが保守なのかわからない展開となった。
 同審査会では、民進党の山尾志桜里(しおり)が皇統の男系男子相続について「歴史的経緯のほかに合理的な根拠は聞こえてこない」とクレームをつけている。
 山尾は、待機児童問題で「保育園落ちた日本死ね」というブログのタイトルを国会で取り上げて「流行語大賞」の年間大賞(トップ10)を受賞した反日政治家で、千葉景子や岡崎トミ子、福島みずほ、辻元清美らと肩を並べるフェミニストである。
 フェミニズムが、護憲や原発反対に走るのは、国を護る男性原理と女性原理の両方に反対だからである。

 男でも女でもないものは化け物であろう。
 それが反伝統・反自然のフェミニズムの正体で、拠って立つところが合理主義(唯物論)である。
 フェミニズムも二項対立を煽って体制転覆をはかる革命思想だからで、マルクスが考案した資本家と労働者の階級闘争理論を、男と女の性差闘争におきかえたのがフェミニズムである。
 福島みずほらの女性マルキストが夫婦同姓を「家父長制度の名残」「妻は夫に搾取される家事奴隷」と主張する根拠もそこにある。
 フェミニズムが「シングル・マザー」を女性の理想のように称え、男女共同参画社会を支持するのは、マルクス主義が「家族解体」と「働かざる者食うべからず(「スターリン憲法第12条」)の原理に立つからである。
 国民が国家の家畜となる共産主義にあるのは合理主義だけで、宗教や伝統という唯心論的価値は抹殺される。
 その唯物論から「歴史的経緯のほかに合理的な根拠がない」として、男系男子を否定する山尾(東大法卒・元検事)のような主張がでてくる。

 ルーツはジェンダーフリー(雌雄同体)という悪魔の思想で、そこからでてきたのが男女共同参画社会や「皇統の男系相続は女性差別(国連女子差別撤廃委員会)」という俗論である。
「男女共同参画社会基本法(1999年)」などの悪質な法をつくったのは権力内に巣食っている東大左翼で、男女共同参画会議(議長)の大沢真理東大教授はホモやレズを賛美する性差否定者(性錯覚者)である。
 男女共同参画局(内閣府)の主婦にたいする啓発活動(再チャレンジ)では賃金労働への復帰が謳われているが、これは、育児や家事、夫にたいする妻の役割放棄を謳ったスターリン憲法のコピーである。
 これに社民党や共産党、民進党、公明党、自民党左派、マスコミや左翼学会がのって、深くしずかに体制破壊の策謀がすすめられている。
 
 フェミニズムが厄介なのは、左翼・反日、アメリカ主義(民主主義・新自由主義)と手をむすんで、伝統破壊にむかうところにある。
 三者の共通の標的が伝統で、それが、皇統の男系相続(万世一系)である。
 アメリカも伝統をもたない革命国家で、共産主義の代わりに民主主義をとっただけである。
 ちなみに船田元は、左翼ではなく、新自由主義者で、新進党時代、YKKと「首相公選制と首相の資質を考える会」)を結成している。
 かれらの戦略は三つあるだろう。
 @国体(権威・歴史・文化・習俗)の破壊
 A価値観の転換(唯心論から唯物論、「和の心」から民主主義・共産主義へ)
 B権威に代わるカリスマの構築(大統領や国家主席など個人崇拝の対象新設)
 これを受けて立つのは、政体(国家や政治機構)ではなく、国民である。
 次回から「女系天皇・女性宮家」をとおして国体や皇室、権威の破壊しようとする勢力に国民はどう立ち向かってゆくべきかについて議論をすすめたい。

posted by office YM at 14:15| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする