2007年06月19日

「朝鮮総連」を特権団体とみなしてきた半世紀の歴史にピリオド

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朝鮮総連の本部は、皇居に近く、靖国神社の遊就館、法政大学、衆議院九段議員宿舎に囲まれた都内の一等地にある

 一九五五年の結成以降、半世紀以上にわたって、日本国内の「反日国家(北朝鮮)代表部」として、やりたい放題だった朝鮮総連の特権が、ようやく、はぎとられることになりそうだ。
 破綻した朝銀信用組合へ投入された公的資金のうち、約六百二十七億円分について、他人や架空の名義を使った朝鮮総連への融資だったとして整理回収機構(RCC)が返済をもとめていた裁判で、総連側が全面敗訴したからだ。
 くわえて、判決確定前に財産の差し押さえができる仮執行がみとめられたため、中央本部をふくめた関連施設が競売に付される可能性もでてきた。総連にとって、財政的にも、組織運営上も、大きな打撃となろう。
 一九九七年以降、十六の朝銀信用組合が破綻し、一兆四千億円をこえる公的資金が投入された。今回の裁判は、約千八百億円で不良債権を買いとったRCCがおこしたもので、ふり返ると、朝銀の悪らつさもさることながら、公的資金を導入した当時の自民党政権の腐敗にも、はらわたが煮えくり返る。
 公的資金の導入は、野中広務が命じて、当時の柳沢伯夫金融担当大臣がおこなったもので、朝銀が、朝鮮総連に命じられるまま、預金者に無断で、預金全額を北朝鮮へ送金した穴埋めのためだった。
 融資が焦げついたことにして、日本政府が投入した一兆四千億円は、全額、朝銀が使いこんだ在日朝鮮人の預金払戻しに使われた。だが、当時、わたしが主幹をつとめている月刊誌以外、これを糾弾する声は、ついに、上がらなかった。
 マスコミが、腫れ物にさわるように、朝鮮総連にビクついていた時代だったのである。
 北朝鮮のGDPは、1・2〜1・8兆円(CIA/韓国推計)で、国家収入は2300〜3600億円しかなく、100万の軍隊を養うのに精一杯である。
 ところが、1994年の時点で、北朝鮮は、稼動中の寧辺5MW炉のほかに、寧辺50MW炉と秦川200MW炉の建設にとりかかり、1993年には、日本全土を射程におさめるノドンの開発を完了、試射をおこない、量産体勢にはいっている。
 資金は、すべて、朝銀が金正日に貢いだ預金者のカネである。日本政府は、そこで、空っぽになった朝銀の預金口座に、あろうことか、ポンと1兆4000億円をプレゼントした。金丸、野中、いまは、山拓が利権を嗅ぎまわっている日朝の深い闇である。
 朝鮮総連が、差し押さえを逃れるため、中央本部(東京都千代田区富士見)の土地と建物を仮装売買した事件では、元公安調査庁長官・緒方重威が関与、東京地検の強制捜査をうけて、総連側代理人である元日弁連会長が、所有権を撤回する手続きをとった。
 政治家ばかりか、官・法の大物が、朝鮮総連の手足となってはたらいているのである。
 拉致事件を筆頭に、日本国内における北朝鮮の非合法活動(スパイ、不正送金、麻薬・拳銃売買など)にも、朝鮮総連が深く関与している。だが、当局やマスコミがこれを追及すると、大挙しておしよせ、暴言・暴行をくり返す。それが、反日イデオロギーにこり固まったかれらのやり方だ。
 朝鮮総連を、日本の宗主国の、出先機関とでも思っているのであろう。
 2003年に東京都が固定資産税を課すまで、国が、長らく固定資産税や不動産取得税の減免措置をおこなってきたのは、いったい、どういうつもりだったのか。
 朝鮮総連は、北朝鮮当局の下部機関・工作機関で、独自の学校教育をつうじ、在日朝鮮人には、子どもの時期から、金日成、金正日への個人崇拝と、金正日への忠誠を叩き込み、徹底した反日教育をおこなっている。
 日本という国の文明、文化の恩恵をうけながら、その日本を呪い、貶め、後ろ足で砂をかけるのが、日本の反日主義者とも共通する、かれらの卑しい性根である。
 朝鮮総連は、拉致をはじめ犯罪に関与してきたことが明らかで、破壊活動防止法にもとづく調査対象にもなっている、とのべた安倍首相に、抗議・報復を命じたという。
 北朝鮮に、どこまでなめられたら、日本は、気がすむのであろうか。
 
posted by office YM at 18:08 | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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