2019年05月24日

マスコミ世論&タレント識者の俗論を撃つ@

 マスコミ世論&タレント識者の俗論を撃つ
 ●池上彰が説く「女系宮家」のゴマカシ論法@
 天皇問題から憲法、北方領土から移民問題にいたるまで、マスコミとりわけテレビが世論をリードしている。
 それがマスコミ世論というもので、本来、別々だったマスコミと世論が一体化した衆愚政治である。
 テレビで売れっ子のコメンテーターが、短絡した意見を吐いて、それが世論に反映されて、国家の羅針盤が狂いはじめる。
 それが、ほぼ、定着したのが、昨今の日本の情勢である。
 テレビが視聴率の上になりたっているのは、周知の事実で、ニュースも報道番組も、時事解説もバラエティも、事情はかわらない。
 それらの情報が、すべて、視聴率という秤にはかられて、視聴者の耳や目に届くときには、別物になっている。
 迎合的な内容に加工されて、本質がゆがめられるのである。
 バラエティならヤラセや過剰演出ですむだろう。
 だが、ニュースや時事問題ではそうはいかない。
 誤った世論が形成されて、国家が、舵を誤ってしまいかねないのである。
 とくに、民主主義と国民主権が大手をふるわが国では、マスコミ世論がかつての元老院や枢密院のような権威となって、国論や国政を左右する。
 それが、小泉純一郎内閣の「皇室典範に関する有識者会議」だった。
「皇位継承資格を女子や女系の皇族に拡大することが適当」とする報告書(2005年)を提出した吉川弘之座長はこのとき「歴史観や国家観にもとづいて案をつくったのではない」「皇族や政治家の意見を聞くつもりはない」といってのけた。
 歴史と伝統にもとづく皇室の世継ぎ問題を、民主主義と憲法だけで切りさばこうというのが、戦後文化人で、要は、伝統をアメリカ民主主義にきりかえてGHQ革命にのった敗戦利得者である。

 現在、世論形成のリードオフマンといえば、池上彰で、テレビはでずっぱりで、ベストセラーの上位独占という怪物である。
 NHK出身で、報道記者をへて、10年以上、『週刊こどもニュース』のキャスターをつとめたせいか「だよね」という子どもに語りかける口調で主婦層を中心に圧倒的な支持をえている。
 その池上が、万世一系を否定する「女系宮家」の創設をうったえている。
 その論法が、例の短絡のゴマカシで、天皇が憲法上の存在であるかのような設定で話をすすめる。
 古代より連綿とつづいてきた天皇は、わが国の伝統文化の総家元というべき存在で、たかだか、130年前の明治憲法、わずか、70年前のGHQ憲法に定められた薄っぺらなものではない。
 有識者ならば、天皇が歴史のもとづく伝統的な存在で、憲法上の存在でないことを国民につたえる立場にある。
 生活に忙しい国民は、真実を知る機会がなく、正しい知識をもちえない。
 有識者にあたえられた任務は、無知な国民を正しい知識をあたえて、目覚めさせることである。
 ところが、池上は、こういってのける。
 憲法の第1条には、天皇の地位は「主権の存する日本国民の総意に基く」とあり、第2条には「皇位は、世襲のもの」とあります。
 この2点に着目すれば、皇室典範を改正して、女性天皇や女系天皇を認めることは、憲法上、何ら問題はありません。
 池上は、戦後の日本人が陥った、天皇を憲法上の存在とする錯綜をそのままひきついで、堂々と万世一系を否定するのである。
 池上は天皇退位特例法案にもりこまれた「女性宮家検討」の付帯決議≠もちだして、こんどは「女性宮家」創設を主張する。
 憲法の次は政治判断で、池上流に付き合っていると、天皇が、法律や政治の飾り物にすぎないように思えてくる。
 昨今の人気タレント識者は、判で押したように、伝統を否定する。
 伝統の否定が、マスコミで生き残る条件にでもなっているのであろうか。
 次回も人気タレント識者批判をつづけよう。
posted by office YM at 12:38| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする