2019年08月09日

タテマエ政治から脱却せよD

 ●韓国の恨(ハン)はどこからきたのか
 日帝36年の植民地支配によって、恨み500年の恨(ハン)や反日の情念が生じたとする識者がすくなくない。
 そうなら、50年も日帝の植民地支配をうけた台湾、戦中、日帝の支配下に置かれたインドネシアなど南アジアの国々が、いまなお、親日的なことにどう説明がつくのか。
 韓国人の恨(ハン)には3つのルーツがあるように思われる。
 1、儒教(朱子学)
 2、小中華思想
 3、建国の歴史
 これに、朝鮮民族特有の精神疾患といわれている「火病(ファッピョン)」をくわえてもよいだろう。
 韓国の恨≠笏ス日は、この3つもしくは4つの要素がからみあった特殊な構造で、両班や科挙、宦官と同様、日本人には永遠に理解できない異文化なのである。
 中国の反日は、あくまで、政策で、一過性的なものである。
 したがって、中国政府が、反日政策をやめて、親日政策をとれば、かつての田中角栄の時代のように、親日パンダ外交となる。
 ところが、韓国の反日は、歴史や文化、民族感情というもっと深いところで生じた溝なので、そうはいかない。
 竹島や4千人の漁民拿捕と50人以上の犠牲者をだした李承晩ライン、韓国人の売春業を日本軍にすりかえた従軍慰安婦問題をみてわかるように、韓国の反日は、理不尽で、合理性のかけらもみあたらない。
 怨念や感情論による反日なので、反日デモでは、異様なことに、キジやブタが虐殺される。
 恨(ハン)が、優越感や傲慢の裏返しだったことを見落としてならない。
 他者を侮っているからこそ、それが、ひっくり返されたとき、悲や怒、憤をとびこえて、一足飛びに、恨というより深い感情があらわれる。
 ニーチェのいうルサンチマンで、弱い者は、強者を悪と見る(=呪う)ことによって、みずからを慰める。
 恨(ハン)こそ、強者を悪として呪うルサンチマンで、韓国にとって、まさしく、日本は、恨の対象だった。
 三韓征伐から豊臣秀吉の朝鮮出兵、実力で李朝に開国を迫って日朝修好条規をむすばせた江華島事件、日清・日露戦争、日韓併合――朝鮮半島は、アジアへ勇躍せんとする日本のいわば主戦場であった。
 小中華思想という固定観念のなかで、日本を蔑視していた韓国が、その日本から逆ねじをくわされて、逆上したのが、反日主義という国民的感情論だったのである。

 恨の韓国には、義理や人情、恩や公の精神≠ェない。
 義理や人情、恩や公の精神≠フ日本には、恨はない。
 このちがいは、歴史のちがいで、民族の心は歴史によってつくられる。
 三国時代の韓国は、中国の地理書『山海経』や『三国志魏志東夷伝』などに穏健にして自尊、武勇、快活さに富むと書かれている。
 当時、朝鮮半島に住んでいた三国人は、日本人に似た気質をもっていたのである。
 とりわけ、半島沿岸部の百済人は、中部の新羅人、北東部の高句麗人と比べて、日本人に近かったとつたえられる。
 中国大陸についてもいえるが、半島の沿岸部は海洋国家的で、大陸や半島の一部が列島とつながっていた時代から、日本と深い交流があって、百済に隣り合っていた任那には日本府があった。
 百済は、仏教のほか千字文(漢字の教本)や『論語』(十巻)がつたえられるなど、日本にとって、兄弟国であった。
 だが、高い徳と文化を誇った三国時代は、新羅による朝鮮半島の統一という予期せぬ出来事によってあっけなく幕を閉じる。
 新羅による朝鮮統一は、外勢である唐と結託して、当時、アジアで最高級の文化と芸術性を誇った百済と軍事的大国だった高句麗を滅亡させるというもので、百済の滅亡(660年)と高句麗の滅亡(668年)は朝鮮半島にとってはかりしれない損失であった。
 このとき、長い歴史を誇った百済と高句麗の文化財は、すべて、灰になった。
 王朝や官僚は、日本に亡命した以外、虐殺されて、民族もちりぢりになった。
 これが、恨(ハン)の構造で、この悲劇は、高麗王朝でもくり返される。
 すすんで、唐や明の属国になることによって、卑怯、利己主義、卑屈、日和見主義をはびこらせ、韓民族を転落させたのだった。
 9世紀にはいって、唐の衰退にともなって、新羅も衰退すると、王建が高麗王朝を建国して、朝鮮半島を統一する。
 高麗は、宋や契丹、金、モンゴルに服従しつつ、5百年近く王朝を維持する。
 二度目の悲劇がおきたのは、1388年、高麗軍の明攻撃のさなかだった。
 高麗の司令官だった李成桂は、敵前逃亡して、鴨緑江から3万8000人の軍勢を平壌に引き返させ、クーデターをおこなうのである。
 高麗500年は、李成桂の裏切りによって、滅びたのである。
 1392年に李朝を創設した李成桂は、明に臣下の礼をとって、属国に成り下がったが、さらに、李朝は、1637年、こんどは、清に服従する。
 事大主義は、孟子の「以小事大」(=小を以って大に事える)の一節で、長いものには巻かれろほどの意味だが、これが、国家と国家の関係では、亡国思想となる。
 主権を放棄して、相手国に媚びることは、相互尊重が基本の国家関係において、あってはならないことである。
 そんなことがおきれば、国家のみならず、国民のモラルまで崩壊してゆく。
 モラルの第一義が国家をまもることで、人間のモラルは、その上に成立している。
 韓国で、国家的・国民的モラルハザードがおきている理由が、これで明らかだろう。
 国家の独立をもとめず、民族的モラルを放棄した結果、韓国は、国家としても民族としても、たちゆかなくなってしまったのである。
 日韓関係は、韓国側の精神疾患的な欠陥が改善されないかぎり、いかなる展望も見出せないのである。
posted by office YM at 11:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする