2019年08月23日

頭≠ヘ全体主義胴体≠ヘ資本主義の怪物@

 ●反日を煽って南北統一をめざす文在寅
 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、反日運動を煽るのは、政治的な思惑があってのことである。
 来年の「国会議員総選挙」と2022年の「大統領選挙」である。
 それまで、国民の支持を与党の「共に民主党」へひきつけておこうというのである。
 その武器が反日で、韓国では、反日を叫んでいれば、国民の支持が集まる。
 教育とプロパガンダで反日が絶対善≠ノなって韓国では、反日ほど国民の支持をえやすい政策はないのである。
 なにしろ、「歴史を反省しない日本」「盗っ人猛々しい」と日本を罵っただけで、過半数にみたない与党の「共に民主党」と文大統領の支持率が、たちまち50%を超えてしまう。
 文大統領が、反日を叫ぶ目的は、最終的に、南北統一である。
 中国が抗日を建国のスローガンにしたように、朝鮮半島も、反日という旗を押し立てて、南北を統一しようというのである。
 ところが、与党も文大統領も、安定的な基盤にのっているわけではない。
 与党の「共に民主党」が128議席、最大野党の自由韓国党が113議席という僅差では、野党5党が結束すれば、与野党の逆転をゆるすことになる。
 次回の総選挙で、保守系に大差をつけて勝たなければ、政権を失うどころか大統領も保守系に奪われて、南北統一という恩師の盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領以来の夢が遠のいてしまう。
 文大統領の南北統一の構想は、韓国を社会民主主義に変えて、北朝鮮に資本主義を導入しようというものである。
頭≠ヘ全体主義で胴体≠ヘ資本主義という化け物は、革命にほかならない。
 革命をとおして、南を北に接近させようというプランは、左翼政権以外では実行に移せない。
 文大統領は、なにがなんでも、国民の支持をとりつけて、南北統一へむかいたいのである。

 韓国の保守は、日韓併合と戦後の日本の経済援助が、現在の韓国をつくったという基本認識をもち、その上での反日なので、それほど深刻ではない。
 ところが、左翼の反日は、日韓併合を侵略とみる被害者史観に立っている。
 その上に、恨(ハン)や火病(ファビョン)などの民族感情、周辺緒民族を夷狄や禽獣とみる小中華意識、大国に媚びへつらう事大主義などが複雑からみあって、論理や理性、合理性では説明がつかない反日病≠ニいうべき様相がつくりあげられる。
 朴正煕(パク・チョンヒ)以来、反日を売り物にした最初の大統領が、文在寅の師である盧武鉉だった。
 日本の左翼政党が、じぶんの国家を目の敵にするように、韓国の左翼政党は日本と現在の韓国をつくりあげた自国の恩人たちを目の敵にする。
 日韓併合を悪とする史観に立っているので、あらゆる価値観がねじまがっているのである。
 退任後、自殺に追い込まれた盧武鉉は、葬儀にかけつけたブッシュ大統領と盟友の関係で、米韓関係にはいささかのゆるぎもなかった。
 ところが、日韓関係は、盧武鉉時代に決定的に悪化した。
 政権地盤が弱かったため、日本統治時代の「親日派」の子孫を排斥弾圧する反日法をつくるなど、つぎつぎと反日政策をうちだして、国民の支持をえた。
 盧武鉉が歴代第一位の人気を誇っているのは、もっとも過激な反日派だったからで、韓国が日本全土とりわけ原発を標的とした巡航ミサイル「玄武3」を配備したのは盧武鉉政権のときだった。
「日米韓同盟」などとのんきなことをいっているのは、日本だけで、とりわけ日韓議員連盟は、友好親善をタテマエに、いまなお、韓国の利益代表を自認している。

 文大統領の反日が危険水域≠こえたのは、視野のなかに南北統一があるからで、「北朝鮮と経済協力して日本を追い抜く」というのは、なかば本気なのである。
 それが、いま韓国に漂っている奇妙な高揚感で、曰く、「南北統一が実現すれば核戦力と安い労働力が手に入る」「軍事と経済で日本を圧倒する」という。
 頭のなかで、南北統一という妄想と文在寅の支離滅裂がごちゃまぜになっているのである。
 もともと、韓国の左翼は、反日の延長で、妄想というしかないものである。
 盧武鉉から文在寅にいたる民主党系政権に左翼色がつよいのは、韓国労総がくわわっているからで、政権のまわりを左翼マスコミや韓教組、市民運動などの極左・反日グループがとりまいている。
 韓国では、左翼系と保守系、中間派によって3分割されているといってよい。
 文大統領の南北統一派は、約三分の一にすぎないが、これが、世論の大勢となっている理由は、反日の優等生といわれる朝鮮日報と東亜日報、中央日報の三大紙(これに呼応するのが日本の朝日新聞)が、中間派をまきこんで、南北統一派をバックアップしているからである。
 文政権が、感情論やイデオロギー、洗脳や扇動で、国民を反日にむかわせているのは、自国の体制を北朝鮮・中国側に近づけるためで、もとめているのは共産主義的・全体主義体制の構築である。
 元徴用工や慰安婦、福島第1原発事故に焦点をあてた放射性物質検査などの難問などを日本につきつける「官製反日」の目的は、反日を旗印に韓国国民を南北統一へむかわせるためである。
 韓国では、反日の叫ぶと、内閣の支持率が上がるという方程式が成立している。
 ところが、文大統領の思惑は、もののみごとに外れた。
 金正恩が米韓合同軍事演習に腹を立てて、文大統領の対話呼びかけ拒否したのである。
 すると、文大統領は、日米韓同盟のシンボルというべき軍事情報共有協定(GSOMIA)の破棄を日本に通告してきた。
 金正恩のご機嫌をとるために、同盟国アメリカや友邦の日本を裏切ったのである。
 文在寅の迷走を凝視しているのが、中国で、その背後にロシアが控えている。
 朝鮮半島情勢は、やがて、日米印と中ロのより大きな対立構図へ移ってゆくだろう

posted by office YM at 13:04| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする