2020年07月20日

コロナ後の世界展望と民主主義@

 ●国を挙げてコロナと戦えない脆弱さ
 大阪府警は、売春防止法違反(周旋)の疑いで、大阪・ミナミのホストクラブ経営者、田中雅秀ら3人を逮捕した。
 田中らは、クラブの遊興代金を支払わせるため、女性客に売春させたもので、被害女性が府警に駆け込んで事件が発覚した。
 府警保安課によると、女性は18年10月から1年2カ月にわたって愛知県内のビジネスホテルに監禁状態で、1日10万円の売春ノルマを課せられていたという。
 女性は約2200回にわたって売春させられ、田中らは、売春の代金約2900万円の大半をとりあげていた。
 女性は「たびたびホストクラブに連れて行かれ、じぶんのツケがいくらかわからないまま売春させられた」という。
 ホストクラブ女性客に高額なツケの代金を請求して、売春を強要するケースは、ホスト業界では、日常茶飯事である。
 ホストとのセックスを目的に来店する女性客の90パーセントはホステスで、売春に抵抗がない風俗関係者もすくなくない。
 ホストの志願者は、女性とセックスができる、高収入が期待できるとあって、人気業種だというが、このホスト業界が、現在、第二次コロナ流行の最大の汚染源になりつつある。
 ホストからコロナに感染した客のホステスが、じぶんが勤務している店だけではなく、コンビニやスーパー、美容院などでコロナウイルスをまきちらすのである。
 新型コロナの1日当たり新規感染数を更新している東京都で、感染者290人(7月18日)のうち感染経路不明者が158人にもたっしたが、国立国際医療研究センターによると、積極的な対策を講じなければ、2か月後には100倍以上、2万人近くにのぼるという。
 欧米並みのパンディミックが、恥ずかしい話しながら、歌舞伎町のホストクラブからうまれようとしている。
 3711人の乗客・乗務員のうち712人が感染、13人が死亡した豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号の第一波コロナ流行は自衛隊らの献身的な船内防疫活動で、事なきをえた。
 ところが、今回の歌舞伎町ホストクラブの第二波コロナ流行は、船内感染とちがって、感染者が野放しの市中感染状態で手の打ちようがない。
 クラスター(集団感染)封じは、閉店命令と客や従業員らの隔離しかないが、セックス産業とあって、顧客の把握はむずかしい。
 歌舞伎町にあるホストクラブ約240店のうち、1割を超える約30店で感染者がでているばかりか、10数店で、感染者が5人以上のクラスターが発生しているが、国も都も手をこまねくばかりである。
 東京都新宿区がおこなったPCR検査で、ホストクラブなど夜の街で働く接客業者の陽性率が一般(4%)の8倍の31%にたっしたというが、ホストクラブは、相変わらず営業をつづけている。
 本来なら、国民の健康をまもるため、国や都は、営業禁止命令などの強制的措置をとるべきだろう。
 だが、国も都も、ホストクラブを聖域化して、クラスターをおこした店名すら公表しない。
 人権侵害の汚名を着ても国民の命や健康をまもろうという気概がないのである。
 ふしぎな話だが、マスコミは、全面的にホストクラブ擁護論である。
 読売新聞(7月17日)は、ホストクラブなど16店を所有する経営者(手塚マキ)を好意的にとりあげて「ホストを差別しないで」という彼女の言い分をそのまま記事のタイトルに掲げている。
「ホストクラブがPCR検査を積極的に受けた結果、感染者数が増えているだけ」「都が『夜の街』への注意をうながしたためホストクラブへの風当たりがつよまった」「特定の場所や業種を取り上げて、分断をあおらないでほしい」というのだが、読売は、コロナの危機や国民の健康よりも反差別≠ニいうねじまがった正義のほうが大事なのである。

 和田アキ子が「アッコにおまかせ!」(TBS)で、カリスマホストのROLAND(27)が運営する歌舞伎町のホストクラブの閉店に同情して「がんばって」と熱っぽいエールを連発した。
 個人的にも親しいとみえ、再開まで、移転先の空家賃を払いつづける金満家ぶりに「カッコイイ」と手放しだが、すべてホストクラブで客のホステスからまきあげたカネである。
 和田アキ子は芸能界のドンだが、在日朝鮮人で、時折、日本の成功や発展をよろこばない反日発言をくりだす。
 和田アキ子は大のパチンコファンで、パチンコ「マルハン」のCMに起用されたが、「マルハン」の創業者、在日韓国人の韓昌祐会長は日本の植民地支配に批判的な発言をくり返す反日家で、日本で築きあげた資産(資産ランキング国内22位)の半分を韓国に還元すると明言している。
 韓昌祐がもっていて、日本人がもっていないのが、国家や民族にたいする愛着や敬慕、身びいきの心情である。
 グローバリズムの終焉後、世界は、国家や民族、独自の歴史や文化を軸とする一国主義にむかいはじめた。
 その流れに拍車をかけたのが新型コロナウイルスの大流行で、国家は一国主義とナショナリズムのもとでコロナ防衛にこれ努めた。
 ところが、日本だけ様相がちがった。
 国家や民族などの実体よりも、民主主義や自由、平等や人権、ヒューマニズムなどの観念を大事にするのである。
 国民の命や国家の安全に比べると、女性を食いモノにしているホストの差別など屁のようなものに思えるが、日本で最大の発行部数を誇る読売新聞は、逆で、ホストの人権が大事で、国民の命や国家の安全のほうが屁なのである。
 日本が、コロナ対策で、禁止や強制、罰則のをうちだせないのも、国家概念が風化しているからで、世界の国家が国家が掲げる国家主権や国家理性、国益主義が、日本では、害悪とうけとめられる。
 そして、民主主義や人権、自由、平等がもちあげられる。
 日本人の愚かさは、民主主義や人権、自由、平等をまもっているのが国家だということに思いおよんでいないところにある。
 朝日新聞が半世紀にわたって叫んできた「偏狭なナショナリズム」というスローガンが浸透した結果、若者から社会的に大きな影響力をもつTVタレントまでがコスモポリタン(世界市民主義者)になって、太田光や中居正広ら人気タレントは、憲法9条を信奉する平和主義者である。
 国家などいらない、平和憲法と民主主義だけがあればよいという狂気がこの国を覆って、久しい。
 次回も、この亡国思想とコロナ以後の世界情勢を展望してゆこう。

posted by office YM at 10:42| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする