2020年10月12日

 反官僚の菅政権に期待するC

 ●売国奴に堕ちた日本の学者たち
 菅義偉(よしひで)首相が、日本学術会議から推薦があった新会員の候補者6人を任命しなかった件で、マスコミから総攻撃をうけたが、これは、すでに織り込み済みだったとみえ、菅首相は、ビクともしなかった。
 一方、任命を拒否された松宮孝明・立命館大学教授は「日本学術会議に手を出すと内閣が倒れる危険がある。撤回するなど早く手を打った方がいい。政権のために申し上げておく」とインテリらしからぬ脅し文句を並べた。
 上から目線の、この傲慢な態度は、任命を拒否された6人の学者の共通点である。
 岡田正則・早大教授が「学術を理解していないかたのやり方」と学者の自尊心を丸出しにすると、加藤陽子・東大教授は、学問の自由を軽んじる菅内閣と特権意識をむきだしにした。
 朝日新聞が「学術会議の任命拒否、広がる抗議。90超の学会など声明」とノロシをあげると、経済学者で、親中・親韓政治家のチャンピオン静岡県知事の川勝平太が「首相の教養レベルが露見」「学問立国に泥」とぶちあげた。
 結局、かれらが言いたいのは、左翼にして、親中・親韓、高学歴のインテリ様に逆らうなという恫喝で、それ以上のなにものでもなかった。
 菅内閣は、安倍内閣の継承で、前内閣ができなかったことを次の内閣がひきつぐのは当然で、その一つに「戦後レジーム」からの脱却がある。
 GHQがつくった戦後支配体制の特徴は、わたしのみるところ、次の3つである。
 @左翼(ニューディーラー/社民主義)A官僚化(GHQ官僚)B学歴主義
 戦後日本が、学歴社会になったのは、左翼は、学歴以外の、歴史的価値や国家的な規範をみとめないからだが、日本の官僚体制も、東大法を頂点とする科挙制度の上になりたっている。
 高学歴のインテリ様に逆らうなという上級国民の傲慢さはここからでてくる。
 戦後レジームをつき破るパワーは次の3つである。
 @技術・工業力A日本の伝統的秩序B精神的な高さ(勤勉さ・和の心など)
 つまり、日本企業の99・7%を占める中小企業が健全なかぎり、日本は徳俵一枚で生き残れるのである。
 
 テレビのクイズ番組では、東大王、インテリ軍団と大騒ぎだが、日本のインテリは、過去の西洋の理屈には詳しいが、ろくにパソコンを扱えず、ねじ回し一つ使えない。
 東南アジアの大学・高校生は、日本が廃棄したパソコン3台から2台の新規パソコンを組み立てる能力をもち、多くがプログラミングの勉強をしている。
 日本のインテリは、クイズが得意だが、クイズは、永遠に出題者をこえることができず、創造性は、ゼロである。
 足利の歴代将軍の名を諳んじて、それがいったい、なんの役に立つのか。
 5GやIT(通信技術)、AI(人工頭脳)、ロボットは創造で、米中が国家事業とするスーパーコンピュータの分野で、民間企業である富士通が世界一の座を奪回したが、大学・学術学会は、なんの役にも立っていない。
 それどころか、日本学術会議は、船舶への水の抵抗を減らす研究(北大/流体力学)を「軍事研究」ときめつけて、幹部が北大総長室に押しかけて、研究を止めさせている(北海道大学の奈良林直名誉教授の告発)。
 この研究は、船舶燃費が10%低減されるという画期的なもので、世界から注目されていたが、その技術が、自衛隊艦艇に流用される可能性があるというので、日本学術会議が、半ば、暴力的に学問の自由を奪い、むざむざ、貴重な研究をふみにじったのである。

 マスコミの菅叩きにたいして、経済学者の高橋洋一は「学術会議はまともな研究をするのが前提のはず。中国の『千人計画』に賛成して防衛省の研究には協力しないという理屈はまかりとおらない」と切って捨てた。
 これにネットが反応して、よくいってくれたと賞賛の声があいついだ。
「よくぞ中国の『千人計画』の件に言及してくださった。日本学術会議がいかに、親中・反日組織か、多くの国民がそのことに気付くことを祈ります」
「千人計画」は、中国共産党中央統一戦線工作部の影響下にある孔子学院と並ぶ国家プロジェクトで、孔子学院が、中国語や中国文化の教育と宣伝(プロパガンダ)機関なら、千人計画は、海外から科学技術の優秀な人材を集めて、中国のために働かせようという国家的システムである。
 なにしろ、中国の研究開発費は、45兆円(2016年)とアメリカ(51兆円)に次ぐ第2位で、日本(18兆円)をはるかにしのぐ。
 2016年10月、中国の北京航空航天大に新設された「ビッグバン宇宙論元素起源国際研究センター」の調印式で、初代所長に就任した梶野敏貴・日本国立天文台特任教授が「ここを先端科学の極東の基軸にしたい」とのべて中国人出席者の喝采を浴びた。
 梶野は「千人計画」の参加者で「天体核物理学」の研究で米国物理学会から顕彰(「フェロー」授与)をうけている。
 中国では、量子通信衛星「墨子」による量子通信を成功させた潘建偉・中国科学技術大学教授が、中国でもっともノーベル賞に近い研究者といわれているが、梶野ら、日本の研究者が桁ちがい≠フ年俸と研究費に釣られて、続々と中国へ拠点を移して、中国人の初のノーベル賞受賞へ援護射撃している。
 対象となる研究分野は、ITやAI、5G、ロボットから宇宙物理学、量子コンピュータ、細胞生物学、遺伝子学、化学から医学にまでおよぶが、これらは、ミサイルから生物兵器をふくむ軍事転用が可能で、げんに、中国は、先端技術を軍事技術とみなしている。
 日本の文系学者は、親中・親韓、反日に走る一方、理系学者は、日本の国家的研究には協力せず、中国の軍事開発には、全力投球している。
 それを、川勝は「学問立国」というが、わたしからいわせれば「狂った学問」である。
 戦後レジームの修正は、このあたりから手をつけていかなければならないのであろう。

posted by office YM at 02:45| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする