2023年10月11日

「自由主義」と「民主主義」の相克と調和24

 ●領土感覚が狂っている鈴木宗男と玉城沖縄知事
 岸田文雄首相と鈴木宗男がとんでもないアホをやらかした。
 先に鈴木についてふれよう。鈴木がロシアにでかけて、ルデンコ外務次官に「100%ロシアが勝つ」と激励して「維新の会」から脱会させられるはめになったのは、ロシアにとりこまれた売国政治家のなれのはてだが、見逃しにできないもう一つ重大なチョンボがある。
「クリミア半島は住民投票をしてロシア派住民が過半数を占めたので、ロシアのもの」という発言である。
 この一言によって、鈴木は、政界から永久追放されてよい。
 国家の三要素が「領土」「国民」「主権」であることは中学生も知っている。
 しかもこの三つには「恒久的に属し、一時の好悪で脱したり復したりすることができない」という大原則がある。「国民」の意思(住民投票など)によって「領土」や「主権」がかんたんに移動しないのが国際法のとりきめで、これがなかったら移民国家は、つねに国家転覆の危機にさらされる。
 沖縄の玉城デニー知事は、これまで終始一貫、沖縄の日本やアメリカからの独立を訴えてきた。
 その一方、中国にすりよる危険な政治家で、その玉城が、沖縄や尖閣ついてなんといっているか。
「琉球は明や清の時代に中国の属国だった」「琉球は日本に奪われた」「尖閣諸島も古来より中国の領土だった」という中国の主張にとことん同調しているのである。
 県議会で、中国からそういう指摘をうけた場合、どう返答するかという質問(自民党・大浜一郎県議)についても、玉城知事は「即答しないことも一つの対応」と返答、口が腐っても日本の領土とこたえる気はないというのである。
 げんに、河野洋平とともに中国を訪問した玉城沖縄知事は、中国ナンバー2の李強首相と面談した際、中国の度重なる尖閣諸島への領海侵犯に一言もふれなかった。
 鈴木宗男の論理でいえば、玉城沖縄県知事が、沖縄の日本からの独立を宣言して、国民投票で過半数をとれば、沖縄は日本ではなくなるということになる。
 したがって、自衛隊や米軍が沖縄から退却せざるをえなくなるが、そのとき中国海軍が尖閣と沖縄をふくむ南西諸島を丸ごと占領するだろう。
 そして、丸腰となった台湾を中国の陸・海・空軍があっさり奪うことになる。

 ●ハマスとイスラエルを同列にあつかう岸田のアホ
 ロシアべったりの鈴木宗男、中国べったりの玉城デニーにまして愚かだったのが、イスラム原理主義のテロ組織ハマスのイスラエル攻撃にたいして「すべての当事者に最大限の自制を求めます」という声明をだした岸田首相である。
 フランス、ドイツ、イタリア、英国、米国は、これとはまったく反対の共同声明を発表している。
「わたしたち、フランスのマクロン大統領、ドイツのショルツ首相、イタリアのメローニ首相、英国のスナク首相、米国のバイデン大統領は、イスラエルにたいして、断固とした支持を表明し、ハマスとその恐ろしいテロ行為を明確に非難する」
 ハマスとイスラエルにそれぞれ最大限の自制をもとめた岸田首相のとんちんかんな声明とはいかなるちがいか。
 しかも、岸田首相は「ハマス等パレスチナ武装勢力」とハマスをパレスチナ武装勢力と呼んだ。
 パレスチナ武装勢力などというものは存在しない。存在するのは、パレスチナ自治政府とこれに対立するテロ集団ハマスだけで、かつて、ハマスと連合を組んだ「ファタハ」も現在は消滅している。
 ハマスは、パレスチナを軍事支配しているテロ集団で、パレスチナ人の敵でもある。
「ハマス等パレスチナ武装勢力」というのはいったいどこをさしているのか。
 岸田声明を作成した外務省は、中東情勢の理解に乏しいのでなければ、テロ集団ハマスに親和感をもち、イスラエルにたいして敵愾心をもっているとしか考えられない。
「当事者に最大限の自制を求めます」とは何事か。イスラエルに国家の防衛をさしひかえろということなのか。なぜ、岸田首相は、一方的な殺戮をくりひろげるテロ集団ハマスの片をもつのか。

 ●イスラエル危機で激変した世界防衛版図
 たしかに、日本には、パレスチナ同情論が多いが、パレスチナとテロ集団をいっしょにしてはならない。5か国声明にこうある。
「わたしたちはみな、パレスチナ人の正当な願望を認識して、イスラエル人とパレスチナ人にたいする平等な正義と自由を支持します。しかし、誤解しないでください。ハマスはそうした願望を代表するものではなく、さらなる恐怖と流血以外、パレスチナ人になにもあたえません」
 外務省や岸田首相は、パレスチナとハマスの区別がつかないのか。あえて、ミスリードを誘っている可能性もあるが、ハナからわけがわかっていない可能性のほうが高い。
 こんなわけのわからないことをいっていて、日本は、動乱するこの世界をのりきってゆけるのか。
 現在、世界は、ロシアとウクライナ、そして、イスラエルとハマス(イスラム原理主義テロ集団)の二つの戦争をかかえることになって、世界の力関係が大きく揺らいでいる。
 イスラエルとアメリカは兄弟なので、アメリカはもうウクライナにかまってなどいられない。
 アメリカが抜けると、ウクライナを支援するのは、イギリスとドイツだけになってしまうが、ロシアも、親ハマスのイランなどからの支援が減って最大の援助国が北朝鮮だけになる。
 中東へシフトしはじめた米海軍を見込んで、中国は、さっそく、台湾侵攻の手ぐすねを引くだろう。
 韓国は北朝鮮の対応が精一杯で、したがって、台湾をまもるのは、日本だけということになる。
 そこで、マスコミ左翼が反戦平和と騒ぎに騒いで、自衛隊出兵を妨害する。
 したがって、中国は、なんの妨害もうけず台湾を手に入れることができる。
 おおわらいするのが、親中反米・反日左翼と沖縄の玉城デニー知事である。
 ハマスのイスラエル襲撃を画策したのはいったいどこの国だったのだろう?
posted by office YM at 20:24| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする