●ポピュリズム自民党は真の保守党たりうるか
若い頃から、保守政党としての自民党を支持して今日に至った。
ところが、パーティ券問題などの些末な問題をおこして、自民党の基本的な課題である憲法改正と皇室典範改正などの本格的な政治議論ができなくなっている。
パーティ券など下らないことで足をとられているが、法律さえまもっていればなにも問題はおきなかったはずだ。
結局、ポピュリストの岸田は、安倍政治を継承できなかった。
伊吹文明(京都1区12選)は、自民党のなかに、真の保守といえる政治家はほんの一握りしかいないと嘆いた。
「日本保守党(百田尚樹)」が若者に人気があるのは日本の歴史や文化をに誇りをもっているからだ。
日本の伝統文化、歴史を大事にしようという姿勢が若者の心までうごかしている。
自民党が、国民の党にもどりたいなら、保守の精神にたちかえるほかない。
選挙とマスコミ世論ばかり気にして、ポピュリズム政党へ転落してしまった自民党、歴史や伝統、文化を捨て 却って、国民からバカにされている自民党に言っておきたい。
愚かな迎合主義を捨てなさい!
自民党のなかにリベラルを自称するひとがいる。
リベラル派、平和主義者といいたがるのは、マスコミ受けを狙ってのことだろう。
昔は、自民党に右派と左派があって、リベラルといえば左翼だった。
岸田さんには、安倍政権以来、課せられた課題があったはずである。
ところが、基本的な問題がいまだなにもできていない。
そんなところで、公明党代表の山口那津男代表が「同じ穴のムジナではない」と自民党をムジナ呼ばわりにした。
いっしょに連立を組んでいる自民党をムジナとまで言うか!
公明党は自民党と手を切るつもりか?
自民と連立を組んでいるから、あの小さな政党でも一人の大臣をもらえる。
公明の場合、福祉などの法案が多いが、小さな政党では政策もとおらない。
ところが、自民党が公明の予算をとおしてくれる。
これでは、公明党も、権力の座から離れられない。
もともと、公明党の本来のすがたは平和の党である。
平和部隊の婦人部の考えと自民党では大きな差がある。
安倍さんの政策に婦人部が相当に反対したといわれる。
政権病≠ノかかっている公明党と、公明党の票に依存している自民党。
自民と公明はお互いさまの関係にある。
かつて、亀井静香が、池田大作を国会喚問して、宗教と政治の問題について池田の語らせようとした。
この計画を知って、創価学会がパニクった。
なんとしても、池田大作の国会喚問を避けたい。
ことばに詰まったりしどろもどろになったら大変!
なにしろ神様ですから。
その最悪の事態を防ぐために自民党にすり寄って与党になった。
自民党にも公明との連立で政権を安定させたいという考えがあった。
公明党はどんな選挙区でも1万や2万の票をもっている。
自民党の一部党員は、その1万や2万の票をもらって当選してくる。
その公明党の山口さんが、今回のパーティ券問題で、自民党をムジナと言い放った。
池田大作が亡くなったので、政権に固執する必要がもうなくなった?
あるいは、自民党が維新の会や国民民主に接近とみてシットしたか。
山口さんのムジナ発言には驚かされたが、自民と公明は別れられない。
公明党は権力病、自民党が公明党病にかかっているからである。
自民党が真の保守党になる道は険しいといわざるをえない。