憲法改正がテーマにならない自民党総裁選はただの権力抗争だ
自由民主党は人材の宝庫といわれてきた。
その自民党の総裁選挙が9月におこなわれる。
最大のテーマは 憲法改正と緊急事態事項ならねばならない。
憲法改正は 安倍首相の国民投票法案で 一歩前進した。
だが、安倍さんは 憲法9条に3項を入れるといいだした。
憲法9条2項では 交戦権の否認している。
2項をそのままにして 3項で自衛隊項目をくわえるというのである。
読売新聞の調査では60% 朝日新聞の調査では55%はが憲法改正を望んでいる。
ところが与党の公明党が 憲法9条の自衛隊条項に反対している。
そして 代わりに 憲法72条と憲法73条で自衛隊を合法化しようという。
憲法72条(内閣総理大臣の職務)と憲法73条(内閣の仕事)は内閣条項で 自衛隊とは関係がない。
日本国憲法では自衛隊の存在が謳われていない。
憲法学者も 95%が 自衛隊は憲法違反だと叫んでいる。
憲法で否定されている自衛隊の指揮権を謳ってどうする。
自衛隊は 国連憲章51条(個別的・集団的自衛権)に立脚している。
砂川判決(昭和34年)の最高裁判決も 自衛隊は合憲とみとめている。
公明党も野党も9条の平和条項をもち上げるが 平和条項は 日本憲法だけのものではない。
9条1項の平和条項は 世界の憲法の85%は平和条項をもっている。
台湾問題 朝鮮問題をみても いまや世界戦争は対岸の火事ではない。
憲法改正の本丸は9条2項の撤廃で きれいごとの平和主義は通用しない。
自民党の次期総裁は 憲法改正に本気でとりくまなければならない。
国民投票までもってゆけば 憲法改正は 世論の支持をうけるはずだ。
次期総理は 憲法改正だけやれば それだけで大きな実績だ。
憲法改正を避けて 自民党の総裁選はあるえない。
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