ウソつきの二枚舌 裏切りと手のひら返しの石破に日本の政治をあずけた大悲劇!
石破茂が首班指名選挙で選出されて102代内閣総理大臣になった。
わたしが石破をダメと思うのは平気で二枚舌を使うからである。
政治に理想論や空想論をもちこんで その齟齬が ウソや二枚舌につながっているのである。
自民党になかで党内野党をやっているときは大きな問題にならなかった。
だが 総理大臣となった現在 そういうモラルのない態度はゆるされない。
石破はアメリカのシンクタンクに投稿して 日米の関係は日英のような強固な関係になるべきと主張している。
そして日米と対等な関係を構築するという(憲法で自衛権を放棄しているような国が軍事超大国のアメリカと対等になれると思っているのか)
アメリカと英国は かつて 親子や兄弟で、血がつながっている。血は水よりも濃しで 英米は血縁関係にある。
異人種の日本とアメリカのあいだで アメリカと英国のようなあうんの呼吸ができるはずはない。
かつてうまくいっていた日英同盟をこわしたのはアメリカではかったか。
石破のアメリカにたいする意識は甘いといわざるをえない。
日米関係の歴史は長いが アメリカの日本にたいする差別意識は昔から根強いものがあった。イエローモンキーということばもあった。
戦後 アメリカに二度と逆らえない弱小国にしようとした。
工業力をもたない農業国にしようとしたのだった。
ところが中国革命や朝鮮戦争はおきて 世界は共産化にむかってうごきはじめた。
日本でも革命の危機が迫った。
軍隊でこれを抑えようにも アメリカは 日本に憲法9条をおしつけて軍隊をもてない弱小国にしてしまった。
そこでアメリカは 共産革命を防ぐため警察予備隊をつくって治安にあたらせた。
昭和27年に独立してその警察予備隊が保安隊になった。
そして昭和29年 吉田茂が自衛隊法を成立させた。
ところが肝心の憲法は変えなかった。
安保条約も サンフランシスコ条約調印の折りに ここにサインしろといわれて 吉田がじぶんの一存で調印したもので 一種の不平等条約だった
旧安保には アメリカが日本をまもると書いていなかったばかりか 日本のどこにでも基地がつくれるというまるで属国扱いだった。
条文は すでにつくってあって、吉田茂はサインしただけだったのだ。
それを大幅に改正させたのが60年安保で わたしも賛成派として闘争に参加した。
60年の新安保でも 片務性は残った。
その片務性を双務性に一歩近づけたのが安倍の安保法制だった。
石破はその安保条約を変えるという。
そんなかんたんいきますか?
われわれは30年代どれほど苦労をしたことか。
新島闘争に勝って それから安保闘争にくわわったが 60年安保で 多くのひとが傷ついた。
そして ここから思想の混乱とテロの連鎖がおきた。
日本が右と左に分かれて 革命前夜の様相を呈したのだった。
日米安保は10年ごとに自動延長される。
石破がいうようにかんたんには変更できない仕組みになっている。
石破は不可能なことを平気で口にする軽薄な男で アジア版NATOがその典型である。
アジア版NATOにインドが インドネシアが入るだろうか? タイは入るだろうか? タイは南アジアが西欧の植民地になっても独立をまもった独立心の旺盛な国である。外交上手なタイが中国を敵に回すはずはない。
グローバルサウスは非同盟中立をまもるだろう。冷戦構造のなかでもグローバルサウスは非同盟中立をまもってきた。いまさら中国につく アメリカにつくなどということはやるはずがない。
石破はできそうになことを平気で口にするクセがある。
だから二枚舌とかウソつきだといわれる。
理想を語るのはよいが 石破は一国に首相なので ウソや空想を語ってはならない。
石破がウソをつくのは 現実と夢想の区別がつかないからで 石破の裏切りと二枚舌 ウソと手のひら返しによって 日本は世界現実から離れて石破とともに沈没してしまいねない。
日米地位協定やアジア安保の問題でも 問われるのは日本の主権というリアリズムである。
戦後80年 吉田がつくった対米依存の甘えの構造から抜け出して リアリズムのある一人前の国になるのは 憲法を改正して 主権をとりもどすほかない。
石破は憲法改正を前から唱えていた。
憲法改正を石破内閣の一仕事としてぜひやってもらいたい。
憲法改正すれば 国家のリアリズムが回復して 多くのことが実現できる。
戦後80年 ないがしろにされてきた国家の基本 国家の基本を修正できる。
その意味でも 憲法改正がぜったいに必要なのである。
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