自民党は野党に迎合する延命策を棄て 夏の衆参同日選挙で勝利をめざせ
石破とトランプの日米首脳会談がうまくいったという報道がなされている。
わたしは石破というヒトをあまり信用していない。
第一次安倍内閣のとき 安倍さんはあまり体調がよくなかった。
そして参院選挙で大負けした。
このとき石破は 安倍さんの責任を徹底的に追及した。
選挙に負けたのだから退陣しろと安倍さんに食ってかかったのである。
石破は党内左派で 昔から裏切りや背信 造反を得意としてきた。
結局 安倍さんはからだを悪くして 第一次安倍内閣を放り出した。
麻生内閣のときも石破は同じことをやった。
都議選挙で自民党が負けて 麻生首相の評判もガタ落ちになった。
石破は麻生内閣で農林水産大臣だった。
にもかかわらず 徹底的に麻生首相の責任を追及した。
石破は 閣僚をつとめている以上 麻生内閣をまもらなければならない立場にあったはずである。
ところが石破はその反対のことをやった。
麻生が石破をきらうのは当然なのである。
今回 石破内閣のもとで選挙をやって 自公は惨敗した。
公明党も自民党もガタガタのドン負けだった。
自公で過半数を割ったが 石破は責任をとろうとしなかった。
それどころか 第二次石破内閣にむけて 着々と手を打ってきた。
自民党には石破に代わりに立つリーダーがいない。
過半数割れの与党にだれも足をつっこもうとしない。
将来のある議員にとって 過半数割れの与党は鬼門なのである。
そういう経緯から石破内閣は今日までつづいている。
過半数を割っている自公政権は不安定きわまりない。
いままで自民党は公明党と組んで法案をとおせた。
だが 与党が過半数を割った現在ではそれができない。
野党の力を借りなければ肝心の法案をとおせないのである。
現在 自公は 国民民主党の協力をもとめている。
その条件の一つが103万円の壁で 自民と国民民主がハラをさぐりあっている。
教育無償化などついては維新と自民が歩み寄っている。
野党の政策にはかならず財源の問題がからんでくる。
出すのは舌をだすのもイヤな財務省は 極力支出をイヤがる。
自民党は財務省寄りなので 野党の要求を安易にはのめない。
国民民主や維新の法案がとおっても 手柄は野党のもので 自民党の功績にはならない。
自民党が関係省庁とかけあって 法案をとおしても 自民党の功績につながらないのである。
政策は国家国民のためで 自民党のためのものではない。
だが それでは自民党への信頼や評価がいっこうに高まらない。
政権が安定しなければ外交は失敗する。
いつ倒れるかわからない政権を外国は相手もしてくれないからである。
このチャンネルで何度か夏の選挙は衆参同日で臨むべきといってきた。
わたしは 次の衆参同時選挙で自公が勝つと思っている。
参院選は 改選されない半数と合わせて かろうじて過半数がとれる。
衆院選も まだ時間があるので 全国の支部に檄をとばして必死にとりくめばこっちも勝てる。
自民党は それだけの支持層と組織をもっている。
石破に言いたいのは 野党とむすんで 不安定な政権を長持ちさせようなどというバカな考えは捨てなさいということ。
野合政権では 野党の出した政策が中心の政治になって 野党の評価のほうが高くなっていく。
したがって 自民党の政治信条や政策が現実の政治に反映されない。
だが 自公政権が過半数を握れば与党の法案もとおる体制をつくれるはずである。
現在の体制では 野党の政策が優先される流れになっている。
野党の政策がわるいわけではない。
今回の国民民主の103万円の壁もぜひ実現させたい。
だが 野党の政策ばかりやっていると 自民党の保守としての存在価値がなくなる。
たとえ 自公が夏の衆参同日選挙打って出て 負けてもいいではないか。
政権交代して それが民主主義である。
政権を奪われたら つぎに政権をとり返せばいい。
それくらいのハラをもたなければ政治はできない。
妥協ばかりしていて よい政治ができるはずはない。
石破が口にしている独立自尊の政治をおこなうには 外交面ではとくにそうだが 保守政治を確立しなければならない。
自民党は 夏の衆参同日選挙に全力を投じて 自公政権を立て直してもらいたい。
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