自民党保守派は中国と韓国に媚びる石破の「80年談話」を断固阻止せよ
「80年談話」が自民党内で議論されている。
戦後50年の1994年 自民党が選挙で負けて「自社さ」の3党連立政権が誕生した。
自民党と社会党という思想的に対立してきた政党による連立政権だった。
自民党は 政敵である社会党の村山富市を立てて 政権の維持をはかったのである。
その村山が残した実績は50年談話(「村山談話」)だけだった。
前大戦で 日本がアジアに侵略して迷惑をかけたという謝罪表明である。
村山談話は 日本を悪と断じた東京裁判史観に立っている。
アメリカは太平洋戦争というが 日本からいえば アジアを列強から解放した大東亜戦争である。
したがって 保守系や自民党右派にとって 村山談話は容認でできるものではなかった。
この誤った歴史認識がのちに大きな政治問題に発展する。
中国や韓国があらゆる分野で村山談話を政治利用するのである。
村山談話は自社政権で終わったと思っていたら戦後60年の総理大臣談話で 小泉純一郎首相が村山談話をそっくり踏襲するのである。
謝罪といっても アセアン諸国は一連の総理大臣談話にまったく反応しない。
反応したのは韓国と中国だけで とりわけ韓国の左派は 歴史問題を政治問題にして徹底的に日本を攻撃してきた。
だが 戦後70年の節目に 安倍首相が村山談話の終結を宣言して自虐史観にケリがついた。
子どもや孫の代まで戦争の贖罪を負わせるバカなことはもうやめようというのである。
ところがここにきて 自民党の一部から80年談話をだそうといううごきがでてきた。
石破首相とそのとりまきが中心で 岩屋外務大臣などは 戦後50年 60年 70年と総理大臣談話を出してきていまやめる理由がないという。
岩屋は大バカ者でどうしようもないヤツである。
70年で安倍がケリをつけて 日本の歴史と日本人を貶めてきた村山談話からようやく解放されたところでふたたび村山談話の自虐史観にもどろうというのである。
石破が80年談話をやりたがるのはじぶんの個人的レガシー(歴史遺産)のためである。
国家国民の利益にならないことを 石破は 政治家個人のレガシーのために やろうというのである。
もうやめようときめた自虐史観をなぜムシ返すのか。
頭がおかしいのではないか。
わたしは石破らの80年談話構想に本気で怒っている。
かれらの考え方の土台になっているのは 連合軍が敗戦国日本を裁いた東京裁判史観である。
だが われわれ保守は 先の大戦を アジアを解放した大東亜戦争と認識している。
アメリカは太平洋戦争というが 日本にとって あの戦争はアジア解放を視野に入れた大東亜戦争だった。
アメリカが大東亜戦争史観をゆるさないのは 大東亜戦争をみとめると欧米列強のアジア侵略と植民地政策とこれに歯向かった日本という構図が明らかになってしまうからだった。
昭和18年の大東亜会議にはアジアの首脳が集まって 日本の指導のもとで独立すべく決意を誓っている。
大東亜戦争が解放戦争だったことはアジアがみとめているのである。
インド独立の英雄だったチャンドラ・ボースは戦後 ソ連にむかう途中 台湾で飛行機事故のために死んでいる。
チャンドラ・ボースが生きていたらパール判事とともに大東亜戦争がアジア解放と民族独立の戦争だったことを証言してくれたはずである。
大東亜会議でも中心的な役割をはたして 蒋介石に日本へ協力するよう呼びかけてもいる。
そういう歴史の真実をみてからモノを言わなければ とんでもない見当ちがいをおこす。
日本が悪かったといいつづけてきた一連の談話は 連合国の東京裁判史観であって 日本にとって負け犬の論理である。
われわれは そのことにはやく気づいて 目を覚まさなければならない。
80年談話は 村山談話のむし返しであろうが そんなバカなことはやらんでよろしい。
日本の戦争犯罪を世界中にふれまわってどんな利益があるのか。
中国や韓国をよろこばせるだけである。
日本が独立を応援したのはインパール作戦やインド独立軍のインドだけではなかった。
日本軍はインドネシアからオランダを叩きだして独立を約束した。
だが 300年も外国から支配されてきた国が 独立してすぐに行政をおこなえるはずはなかった。
植民地支配のタブーは 現地人に民族意識をもたせ 軍隊をつくらせることである。
だが旧日本軍は インドネシアに独立心をもたせ 軍隊をもたせ 民族意識を涵養した。
それをどうして侵略や支配といえるのか。
げんに日本が戦争に負けて オランダがインドネシアにもどってきたときにインドネシア軍は 日本軍の武器をもって立ち上がった。
インドネシアに残留した2000兵もその先頭に立ってたたかった。
独立させると約束したのだからその約束をまもるとしてたたかった。
インドネシアの英雄墓地には独立戦争で戦死した兵士の英霊がねむっている。
大航海時代からはじまったヨーロッパの500年のアジア侵略 植民地政策と 日本の大東亜戦争を同列に考える過ちをおかしてはならない。
たしかに戦争はヒトを殺して現地に迷惑をかける。
日本軍がアジアに迷惑をかけたのは否定できない。
しかしこの大戦の大義がどこにあったのか見なければ 大東亜戦争の本質を見ることはできない。
80年談話は 石破ごときがやってはならない。
自由民主党は 村山談話の踏襲になる石破談話を断固粉砕してもらいたい。
ねがわくば 自民党が 石破談話はいらないといって立ち上げる気迫をもってもらいたいのである。
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